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BACK NUMBER 2003/07/01〜12/31
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12/31(水)
 いろんなコトがあった一年だった。前半は母の入院であたふたしていた。夏にリリースしたセプテンバーフォントは予想以上に好評で、フォントのダウンロード販売で生計を立てられる希望が見えてきた。秋には台湾へ行ったか…、暑さにやられてしまったけど。そして12月、写植機を処分して事務所はスッキリ。長年やってきた印刷原稿作成の仕事と訣別。
 年賀状作成時期に、当サイトのアクセス数や商品フォントの売り上げは増加するのか調査結果。とくに何もしなくても、11月は2割ほど、12月は3〜4割、どちらも増えるようだ。
 ダウンロード販売は今年で4年目。2年目3年目と前年度比150%の成長をしてきた。今年はセプテンバーの売れ行きが好調で、前年度比260%の数字を達成した。ちょっと出来過ぎのような気もする。とはいっても1年目の数字が小さかったから、今年の売り上げでも20代の独身者がなんとか生活できるぐらいの金額だが…。来年150%成長するのはちょっと難しいだろう。夏までは現状維持するのが精一杯の気がする。
 キャパニト等幅無料頒布開始DMの準備は、夕食前にやっと終わった。毎回いろいろな問題が発生し勉強になる…。明日から発送開始、これもまた大変なのだ…。夏までには全く違う方法を準備する。

12/30(火)
 事務所の残りの床3分の1にワックスをかけ、11時頃早退。錦糸町で正月休み中に読む本を買い、昼食は日本蕎麦屋で牡蛎南蛮そばをすする。塩辛用の烏賊3杯買って帰宅。
 DM用のメールアドレス整理もそろそろ終わる。なんとか元日に購入者の方へは発送できそうだ。無料登録者の方へは、量が多いしメール送信の速度がなぜか遅いままなのでいつになるか予測がつかない。約4万3千通…何日かかるのかな。
 かなり前から存在は知っていたのだが、なぜかトライせずにいた、インターネットのメールでファクスを受け取れるサービス「D-FAX」
 ファクス用の電話番号が無料で貰える。これでファクス機器を持っていなくてもファクスを受け取れる。ファクス機器なんてこれからはあまり必要ではないと考えている当方は、将来はこれ一本にする予定。きょう本登録してテストを済ませた。パソコンのメールでファクス見れたらメチャクチャ便利。データとして保存もしておけるし、どうしても紙の上で見たいものだけプリントすればいいのだ。

12/29(月)
 朝から事務所の床掃除。午後、フローリング用ワックスを買いに近所のディスカウントショップへ。
 この界隈では名の知れたFという店なのだが、しばらくこないうちに雰囲気が随分変わっていた。10年ほど前までは、下町の安売り王という感じで、テレビCMなども見たことがある繁盛している店だった。店の前はお客であふれ、通行の邪魔になるほど混雑していた。
 しかし錦糸町にカメラ屋系大型量販店が出来、さらに100円ショップの乱立の影響なのだろう。そのFという店は活気がなく、店舗スペースも縮小され、家電製品も扱わなくなっていた。棚の陳列もまばらでとても寂しい。終焉が近づいてきた……って感じだ。いっとき調子が良くても、たった数年でこんなにも状況が変わってしまう。恐ろしいものだ。
 事務所の床に置いてある様々なモノを端に寄せ、床の3分の2ほどにワックスをかける。残りの3分の1は明日の午前中にやる予定。
 塩鮭の頭捜しはきょうも続く。御徒町まで行ってみたが見当たらない。地元亀戸の乾物屋でちょうど塩鮭を切り分けているお兄さんがいたので、「頭あるかな?」と聞いてみた。
 「ウチにくるときには、すでに頭はついてないんですよ〜」という返事だった。そうか、昔のように頭から尾まで丸ごと一匹の塩鮭を、お店で切り分けてる時代じゃないんだ。切り身用の鮭は、産地で頭と尾を排除されてしまうのだ。合理化ってやつか。しかし、そのおかげで幼い頃から食べ続けていた懐かしい味がひとつ消えてしまうのだよなぁ。
 ここ何年か鮭の頭が入手しづらくなっていた原因がやっと判った。少しずつ切り身用鮭の合理化が進んでいて、とうとう今年は東京へ入ってくる塩鮭の殆どがそういうモノになってしまったというわけだ。もちろん、贈答用の新巻鮭などはしっかり丸ごとで売られているけどね。
 昨日の障子貼りと今日の床掃除のせいか、足腰の筋肉が張っている…。

12/28(日)
 腰や足を気遣いながら障子4枚の貼り替え。DM用メールアドレス整理の続き。夕食後はS書体Mと、きょうは一度もベッドで途中休養せずに働き通し。明日は事務所の床掃除かな…。

12/27(土)
 雨は夜更けすぎに雪へと変わり、朝はカラリとした晴天。窓から見える近所の屋根の上に雪が残っているだけ。貼り替え用の障子紙を買いに少し遠くの大型スーパーまで歩く。明るさ40%増、強度3倍というのに決めた。明日、張り替えてみるかな。
 元旦から発送予定のDM用メールアドレス整理を始める。いろいろと情報を集めたが、最近メール送信が遅いのは、バージョンアップしたソフトのせいではなく、プロバイダ側の問題らしい…。

12/26(金)
 朝一番で旅行情報誌ロゴをファクスして事務所での仕事は終わり。簡単に片付けごとをして2時ごろ早退。月曜日は床を掃除してワックスをかけるかもしれない。
 酢鮭を作るため、塩鮭の頭を求めて数日前から魚屋を覗いているのだが、まだ見つからず。100円ショップで小振りな土鍋2個買う。手にした鍋の重さと、払った210円がほんとに等価なのか……、不思議な感覚。

12/25(木)
 事務所で年内にやるべき仕事の殆どは終わった。暗室の片付けなど始めてみたが、腰が本調子でないのでコワイ。無理せずテキトーに手を抜いて片付ける。のんびりやろう。
 冬のフォント頒布。催促が効いたか、本日午前3時からベクターでキャパニト等幅フォントの販売が開始された。当サイト内の無料フォント関連ページも今夜更新。
 販売が開始されたといっても、そのまま何もしなければフォント商品は殆ど売れない。こちらから新フォント頒布の情報を既存ユーザに知らせてあげなければ…。その案内メールは年明けの元旦から発送を始める予定。

12/24(水)
 年賀状を投函。今年は枚数をかなり減らした。一度会ったきりの人、顔も忘れている人、生涯2度と会うことが無いだろう人、すべて削除。
 総合書体D、いまは画数の多い文字をやっているので、とても時間がかかる。
 サイト内某ページに文章追加。ユーザ数が増えてくると色々な問題も増えてくる。きちんと書こうとすると、保険契約書の文のように長く難解になってしまう。いかに判りやすく記すか、それが大変なのだ。え、今夜はクリスマス・イブだって…、あっしには関係のないことでやんす。

12/23(火)
 夕食の時間までベッドの中で一日中読書。ぎっくり腰は殆ど直ったのだけれど、二日酔いという持病のせいだ。あ〜、一日無駄にしてしまったかな。
 昨夜は東陽町Hさんの事務所で毎年恒例の忘年パーティ。ワインをひたすら飲んで楽しく過ごした。帰宅方向が同じ0さんと亀戸までタクシー。亀戸の小さな店でまた酎ハイなど杯を重ねてしまった。お酒をいっさい飲まずに遅くまでお付き合いしてくれた0さんアリガト。気をつかわずに、私の誘いを断わってくれてもいいんだよ。
 7日に商品登録、15日に実データを送付したが、ベクターから何の連絡もない。やはりしつこく催促をしていくしかないか。職務をさぼってる奴が多くていやになるな。

12/21(日)
 腰の状態はかなり良くなった。靴ベラを使って靴を履ける。この動作は案外複雑でムズカシイのだよ、ぎっくり腰の人には。午後から、曳舟の母の住居を訪ね、錦糸町でアジアの食材を少し調達し、書店とパソコンショップを散策して日本蕎麦屋で夕食。歩けるって素晴らしい。
 年末は年賀状制作のため、毛筆フォントとかは猛烈に売れるらしい。私がデザインしているようなフォントにもその影響があるのか調べるため、今年の冬のフォント頒布は年明けにしたのだ。ここ2年は年末に新フォントの頒布をし、大量のDMを発送していたから、当然のように無料の登録者も購入者も年末は増えている。今年8月のセプテンバー発売をピークに、毎月減ってきた数値が、年末どのように変化するのか。あと1週間ほどで結果が判る。

12/20(土)
 注文していたガレージシャンソンショーのCDが届いた。昨夜からずっと聴いている。毎朝、目が覚めたら腰の具合が良くなっていればイイナ…と期待するのだが毎回裏切られる。外へ出かける気がしないので、インターネットを利用して雑用を済ませていく。捜せば殆どの商品があり、販売されているのだな。すごいもんだ。
 最近読んだ雑誌以外の本。●変な人が書いた驚くほどツイてる話 ●父・力道山 ●お江戸の意外な生活事情 ●東京下町うまいもん ●ああ、恥ずかし ●プライドの怪人 ●ヒットマン(監獄中の父からいとしいわが子へ) ●うちのカメ ●酒のほそ道 東京下町呑んべえ散歩。
 冬のフォント頒布関係のWEBデータ準備。一部、使用ソフトのせいで、事務所でやらなければ不自由な箇所があったので完璧には終わらず。今晩あたりからS書体Mの制作を再開できるかも。

12/19(金)
 昨夜は水泳教室、今期最終日。行くのは途中でやめてしまったけれど、最終日に仲のいい人だけでやっていた食事会に参加。会場のレストランまで寒い夜道をとぼとぼと歩く。寒さで身体が縮まり、腰は硬く、足は大きく振り出せず、この歩き方で時間に間に合うかとちょっと不安になった。
 食べ物はいつも似たようなもの。ハムとチーズのレタス巻き・川海老唐揚げ・スモークサーモン・焼きそば・生ビール3杯。私以外はみんな女性で年上。私のぎっくり腰の話をきっかけに病気の話題になり、癌の手術体験者が二人いることが判った。病院や手術の話をしながらのすさまじい(笑)食事会。年増女性がキライではない自分は、彼女たちと話して笑って、少し身体がほぐれてきた感じがした。
 総合書体Dのお仕事再開。椅子に座って長時間同じ姿勢でいるのが腰に悪いようで、仕事場ではトイレに立ち上がるたびに腰の不具合を感じる。しかし、今夜は風呂場の低い椅子に腰掛けられた…。きょうも夕食後の仕事はやらずにベッドで読書の予定。

12/18(木)
 腰の状態は少しずつ良くはなっているようだ。昨夜はかなり調子良く、明日は普通に戻ってるかと思ったが、今朝になってみればまだまだの状態。洗面台でうまく顔を洗えない。風呂場の低いイスに座れず、昨夜はバスタブに腰掛けたまま身体を洗った。ヒザから下は洗えない。トイレでもク〜〜ッエイヤッと声を出して座る。ウンチを拭くのがまたひと苦労なのだ。ウォシュレットにしとけば良かったな〜。これが和式便器だったら最悪だろうな。トイレに入ったまま出てこれないかもね。
 昔の人達は毎日和式トイレで足腰を鍛えていたのだな。畳に座り、用事があるたびに立ち上がる生活。ふとんでの寝起きや、毎日の押入れへの収納。日常の行動の中でしぜんに日本人の足腰は鍛えられていたのだ。
 ベッドや椅子での生活は確かに楽だ。しかし足腰は軟弱になる。昔は、ぎっくり腰なんて珍しかったような気がする。近年、日本人に多発するぎっくり腰の原因は洋式トイレの普及なのだ学説でも書き上げてみようかしら。
 そんなこんなで仕事を進める気がおきず、ひさしぶりに事務所でこの日記を書いている。総合書体DもS書体Mもお休みしている。年末年始にふだんの月と同じようなペースで仕事を進めるのは、やはり無理だ。正月早々に冬のフォント頒布始めるし…。1月の前半までは、いつもの50%の進み具合でいいことにしよう。
 午後はのんびりと、前から気になっていることをネットで調べる。時間を気にせず、ものを調べるのって楽しい。気をつけないとすぐに横道にそれてしまうけど…。

12/17(水)
 今朝も腰の状態はたいして変わっていない。寝てても良くならないなら、この状況に馴れるしかないか。階段や電車内の混雑をさけるため、朝は7時前に家を出る。そして4時頃退社することにしよう。
 事務所へ来たのはいいが、腰が痛いので暗室の片付けなどはやりたくないし、やれと言われても出来ない。だからといって総合書体Dも、この体調だとやる気にならない。しかたなく、年賀状発送の準備を腰を労りながらゆっくりと進める。
 某社にお願いしていたことの返事が午前中に到着。了解ということで午後に書体ウォッチャーの更新。

12/16(火)
 あ〜、朝になっても何も変わっていない。むしろヒドクなっている感じだ。駅まで歩いたり混んだ電車に乗れる状態ではないので、事務所行きはやめて自宅で静養することにする。椅子に座ってパソコンに向かうのも症状に悪そうなので、メールチェックだけ早々に済ませ、午前午後のほとんどはベッドで読書。
 ビジネス関連の本などを再読しながら、自分のフォント頒布方式をさまざまな視点から見直し確認作業。冬のフォント頒布前に、トップページにちょこっと手を加えるかもしれない。

12/15(月)
 事務所についてパソコンの前に貼り付いたとき、腰(股関節かも)に異常を感じる。ぎっくり腰みたいな症状だ。左足の具合が悪い。今朝歩いていたときは平気だったのに…。総合書体Dの今月前半のノルマが終わり、今日から雑用…と気が緩んだか。午後、さらに症状悪くなり、椅子に座っているのもイヤになる。
 午後1時過ぎ、ベッドで横になりたくて早退を決定。帰りがけにベクター社へのCD-Rをポストに投函。ベッドで読む本を書店で購入し、ついで夕食用のアンコウ(鍋用の切り身)を買って帰る。駅の階段などは、後の人に不審がられる速度でしか昇り降りできない。あ〜、明日には直ってればいいな〜。

12/14(日)
 S書体M。ほとんど毎晩取り組んでいるのだが、進みは遅い。土日の休日に昼夜がんばってどうにか辻褄をあわせている状態。
 冬の頒布用フォントのサンプル画像やPDFの作成。ベクター社へ送るCD-Rの作成なども。

12/13(土)
 午前中は水槽の水草整理。普段は20%ぐらいしか入れ替えない水を、きょうは40%ぐらい入れ替える。ついでに、出窓に並べている雑草や多肉植物の小さな鉢植えも整理整頓。
 冬の頒布用フォントを7日に商品登録したのだが、ベ社から何の反応もない。本来ならば「商品登録受付完了しました。実データを送ってください」とメールが届くはずなのだ。誰かさぼっているな…。やはり、こちらから常に催促していくしかない。そういえば、書体ウォッチャー掲載がらみで某社にお願いした件も、その後何もいってこない。こちらは私に損得はないし、以前からのんびりした会社だから半分あきらめているが…。

12/12(金)
 総合書体D。一番細いものは、多少ヘタでもキレイに見えるし基本の基本だから力が入る。一番太いものは、極限まで太く黒く。いろいろと工夫が必要だが、面白い。問題なのは中間の太さのもの。一番細いものや一番太いもののような、具体的な決めごとがない。なんの拠り所もなく文字を描く不安。月に2回、この中間の太さの文字を描いている時、本当にこの仕事が好きなのかとか、自分の才能とかを疑いだす。
 送信がもたついているように感じるメールソフト。某巨大掲示板を見ていたら、また改訂版がリリースされているようだ。夕食後、早速ダウンロードして入れ替える。

12/11(木)
 3週間ほど前に知人が開設した、自分が描いた絵や商品を販売するサイト。誰も知らない、出来たばかりのサイトで商品の売り上げを期待してはいけない。モノには順番というものがある。多くの人が立ち寄る、情報と場所を提供し、ある程度の信頼を得て、それから…の話だと思うけど。

12/10(水)
 少しずつ雑用が溜まってきている。あと2〜3日したらまとめて取り掛かるつもり。

12/09(火)
 手袋をはめて徒歩出勤。二日酔いの日と天候の悪い日以外は、ずっと歩いて事務所へ通っている。頼まれていた年賀状は完成、明日発送しよう。気がかりなことが済んでほっとする。
 オリジナルドメインについて。とても大きな長所に私が気づいていなかった。ドメイン取得しておけば、サイトデータの設置場所がどこに移ろうと、URLは変わらないで済む。そうか、いままで自分がサイトデータを移動する気がなかったから、まったく思いつかなかったよ。ときどきこういうマヌケなことがある自分。
 現在サイトデータを置いてあるプロバイダが、最近ほんとに不調続き(今晩も無料フォントの登録システムが動作しない)なので、真剣に計画を立てなくては…。

12/08(月)
 そろそろマフラーと手袋が必要かな。印刷会社から年賀状届く。午後は母の住まいを訪ねる。書体ウォッチャー掲載予定内容について某社にちょっとお願いメール。何とか対応してくれるといいのだが…。

12/07(日)
 冬のフォント頒布準備。慎重にベクターへの登録作業。今回は、こちらから催促とかはできるだけしないで、ベクターの対応をしっかり確認しようと思う。そのために時間を充分とってあるのだ。
 私が自作フォントのダウンロード販売を始めてから3年半が過ぎた。ネットを介しての各種ソフトウエアのダウンロード販売も、かなり浸透してきたようだ。ベクター以外で、信頼できて将来も存続できそうな仲介業者をふたつピックアップし、条件資料を請求してみる。

12/06(土)
 スパムメールの振り分け機能に期待してバージョンアップしたメールソフト。これまで特に不満はなかったのだが、送信処理がもたつくようだ。普段は1度に1通か2通しか送信しないから気づかなかったが、じっくり観察していると随分時間をくっている。新フォントの案内DMを何百何千と発送するときにこの調子だったら困る。たぶん、最初の確認に時間をくうけど、BCCへの送信はスムーズに行くと思うけどなぁ。大量のアドレスを使ってテストするわけにはいかないし…。一応、以前使っていたメールソフトの所在と動作を確認しておく。
 ベクター・プロレジの販売ランキング。ジャンル別のページもあったのだ。フォントジャンルでは、Mac用Win用どちらも、D社の1100円フォントとセプテンバーLの攻防になっている。

12/05(金)
 昨夜帰宅途中に錦糸町のアジアン・マーケットとか(確かではない)いうコンビニ風の店を覗いてみた。以前から、そこに店があるのは知っていた。しかし、海外から働きに来ている人達が自国の懐かしい食料を調達する場…という感じでとらえていたから、これまで自分が足を踏み入れることはなかったのだ。
 タイ料理屋で出てくる、甘く辛いタレ(揚げ物なんかにつけると美味しいのだが最近使い切ってしまった)を入手する目的もあった。そのタレはすぐに見つかった。大ビンで安い。落ち着いて回りを見回す。東南アジアで見たり食べたりしたモノがたくさん並んでいた。
 ドリアンやジャックフルーツ。大きなオクラ。朝食のお粥と一緒に食べると美味しい塩漬け卵。豚の皮を干してから油で揚げたスナック菓子?チッチャロン。アヒルの孵化寸前ゆで卵、バロット。先日の台湾旅行で食べた、中心に味付け肉が入った魚丸(魚団子)まであった。もちろん、もっと普通っぽい食材もいろいろ並んでいるのだが…。アジア各国の市場を凝縮したような品揃えのこの店、また覗きに来よう。
 とりあえず昨夜は、タイの甘辛いタレとフィリピンのチッチャロンだけ買って帰り、きょうの晩酌の肴にチッチャロンに甘辛いタレをつけ、アジアの味を楽しんだ。

12/04(木)
 午後、廃棄業者に写植機と文字盤の引き渡し。いくつかに解体され運び出されていったあとのポカリと空いたスペース。印刷原稿の制作を生業にして30数年。私の中でひとつの時代が終わった。もう印刷関係の仕事はしないと思う。これからは書体のデザインに関わる仕事だけに集中するのだ。
 長いあいだ私のウルサイ注文に耐えて写植機のオペレータを務めてくれたカミさんと、ちょっとおしゃれな中華レストランで食事をして帰宅。

12/03(水)
 大幅な遅刻で事務所へ出勤。そして2時頃早退。激しい二日酔いです、ハイ。二日酔いは自分の人生の貴重な隠し味って、以前強がりを言ったけど、結構ツライね…。
 プロバイダの不調で昼間ほとんど当サイトはアクセスできない状態だった。フォント登録者数は普段の10%ぐらい。ほんとにムカツクプロバイダだ。
 夕食後も気分が良くならないので、本日は何の仕事もしないで、この日記を書いたらベッドへ入ります。

12/02(火)
 夕刻、Sさんと事務所で待ち合わせのはず。時間過ぎてもSさん現われず、いろいろと心配するが、とりあえず到着。事務所は写真植字機と文字盤が廃棄寸前の状態。記念に何枚か彼に文字盤献上。
 書体をデザインし販売まで管理するSさん。年齢には差があるが、互いの実際の体験は、得ること多く、話がはずむ。今晩は1軒だけで解散。私はもの足りなく亀戸で、初めての店を探索。
 なんか変な雰囲気。カウンター席では、昔のグループサウンズのように髪を伸ばしたヤサ男が、角刈りの男を口説いている。私はメニューを見ながらトリアエズの肴を探す。飲み物はチューハイ、おでんのハンペン・大根・スジを頼む。壁に向かって立ったままののカウンター席。なすすべもなく(こういう時に使う言葉だっけ)カウンターテーブルの下にある大衆芸能とかの雑誌を手に取り、ページをめくる。こういうときに限ってHなページが開いてしまう。あわてて閉じる(笑)。チューハイ1杯で出てきたけど、もしかしたら面白い店かもしれない。また来るかもね…。

12/01(月)
 午後、総合書体Dの制作中に突然パソコンがフリーズ。再起動しても総合書体D専用のHDが認識しなくなった。2時間ほどかかってHDは何とか復旧。金曜日の夕方のデータ状態で元に戻ったが、きょう作ったデータは無くなってしまった。あ〜恐かった…。ドキドキしちゃったよ〜。

11/30(日)
 さあ、今年もあとひと月。何が影響してるってわけではないが、当サイトのアクセス数は順調に伸びている。やはり年賀状作成でいろんなフォントを試してみたい人が多いんだろう。ということは来月もアクセスやフォント登録者の数は減らないということか。
 冬の頒布フォント。本日、圧縮データを作成し解凍テスト。つぎの週末はベクターへ商品フォントの登録作業をするかな。

11/29(土)
 同年配の知人が最近サイトを開いた。ホームページを作りたい、と耳にしてから半年以上は過ぎたから、もうアキラメたのかなと思っていた。その人と御徒町で焼き肉ランチ。自前のパソコン歴は短いようだけど、一人でよく頑張って作ったと思う。
 手取り足取りすべて教えて欲しい…という人もいる。そういう人とはあまりお付き合いしたくない。私が知っている情報とかヒントは伝えるけど、自分の前にある問題の答えは自分で見つけて欲しい。そうしないと、いつまでたっても自分で何も出来ない人になってしまう。そう、私はとても冷たい人のようだ。

11/28(金)
 写植機廃棄の準備は大体終わった。暗室とか、現像関係の片付けには手をつけていない。印画紙や薬品、廃液その他もろもろ…処分するものはまだまだある。それらは来月少しずつ片付けることにして、午後からは総合書体Dの仕事に戻る。

11/27(木)
 年賀状のオフセット印刷部分を本日発注。長野県にある会社の、原稿到着から6日で完成…というシステム。昨年と同じ会社だが、価格は3分の2くらいに下がっていた。競争が激しいんだろうね。
 写植機と文字盤を廃棄する下準備開始。引き出しの奥から、ビニールに包まれた未使用文字盤が何十枚も出てきた。使用頻度の低い、ムズカシイ漢字の文字盤だ。商売だから、こういう文字盤も揃えておいたけれど、一度も使われることなく捨てることになった。随分無駄なことをしたもんだ…と、ちょっとしんみり。
 好きな書体の文字盤はいくつか残しておこうかと選び始めたものの、アレを残すならコレも必要かな…などと迷いだし、切りがないのでやはり全部捨てることにした。保存するのは自分がデザインした書体の文字盤だけ。
 文字盤自体はガラス、そして枠はダイキャスト。何枚かまとまると結構重い。メインプレートは5〜6枚まとめてビニール袋へ。サブプレートは20枚くらいずつガムテープでまとめ、運びやすいようにした。

11/26(水)
 某社の某さんから電話。某大学で学生相手に書体やフォントの話をしてくれませんか……って用件。私は人前に立って話をするのに向いていない。とても早口のようだし、アガリ症だし…。単位取得のために来てるだけのやる気のない学生を前に何も話すことはないし。書体やフォントに興味があるなら、本やネットでいくらでも情報は探せる。私個人の話を聞きたいならば、私の仕事場に来てくれればいくらでもお話ししてあげる。30分ごとにチューハイ1杯ぐらいの燃料補給が必要だけど…。ということで、この話は断わりました。ごめんなさい。

11/25(火)
 朝からずっと冷たい雨。総合書体D、今月の予定分(といってもいつもの半分)終了。明日から数日間は雑用をてきぱきと(笑)片付ける予定。
 あ、1週間ほど前に散髪したのをココに書き忘れた。自分用のメモとして、このページは案外役にたつのだ。

11/24(月)
 文字は読めても、文章の意味が判らない人がいる。こちらの質問にはまともな返答がなく「できない、判らない、教えて下さい」と繰り返される。自分で考えることができない。当方で頒布しているフォントについてのサポートはするが、見ず知らずの人のパソコンやOSの操作サポートまでは応じていられない。最後には相手のほうがキレて、イタチの最後っ屁のような内容のメールが届く。こちらは解放されてありがたいが、なんとも後味が悪い。
 ちょっとやる気が喪失し、1年ぶりにWEBブラウザのブックマーク(お気に入り)整理。溜まりに溜まったURLをひとつずつ接続確認をしながら、約3時間。
 冬のフォント頒布。フォント自体は用意できているので、あとは頒布のための細かい準備作業だけだ。頒布は大晦日あたりに開始して、正月に、お知らせメールの発送…という予定。

11/23(日)
 パソコンの普及やソフトウエアの充実で、個人でも日本語フォントが作れる時代。さまざまな人達が日本語フォント作成に挑戦しているようだ。口で言うのは簡単。始めることは誰にでもできる。最後までやりとげること……それが一番難しい。

11/22(土)
 1週間前にバージョンアップしたメールソフト。スパムメール振り分け機能がなかなか優秀で役にたつ。ときどき間違えるが、こちらで訂正してやれば学習して、次からは間違いがなくなる。
 購読やめるか迷っていた月刊パソコン雑誌。もう1軒の書店でも売り切れ。たぶん最近の売れ行きが悪くて数冊しか仕入れてないのだろう。錦糸町の大型書店でやっと購入(連休に目を通そうと思って)。Sさんのフォントのことが記事で掲載されているが、価格が大間違いしてる(こういうコトが怖いから、自分が取材された時はシツコイほど記事文面を校正させてもらう)。初めてこのフォントのことを知った読者は、この間違った価格を信用してしまうだろう。そして、訂正は次の号の末尾に小さく目立たないように記載されるだけ…。これが印刷定期刊行物の致命的な特徴だな。

11/21(金)
 昨日は雨だったので電車を利用したが、本日も徒歩出勤。このまま継続できそう。自分のサイトに入れている広告に、セプテンバーフォントが使われているのを発見。アクセスするタイミングによって違う広告が流れてくるから、その後その広告を見ることはできていないが…。

11/20(木)
 朝からずっと雨が降り続く。事務所でやっている総合書体D、ちょっとスランプぎみ。なんてヘタなんだろう…と思う。水泳教室はバタフライばかりやらされて楽しくないから休む。来期の申し込みはしないことにした。休日のヒマな時にぶらっと泳ぎに行けばいいや。体調悪いのか夕方から歯が鈍く痛みだした。

11/19(水)
 今朝も歩いて事務所へ。なんだか一日中気持ち良い。やはり歩くと身体にいいのか。体調がいいから歩きたくなるのか。どちらにしてもこのまま続けていこう。

11/18(火)
 本日発売のパソコン月刊雑誌。馴染みの書店で売り切れていた。先月もそうだったから、たぶんこの店が入荷数を減らしているのだろう。自分が使っているパソコンやOSの情報は、インターネットでも充分入手できるから、雑誌を購入する意味は薄れている。パソコン自体に特に興味は無い。しかし、現在も将来も仕事にパソコンを使っていく以上、最低限の知識は持っていないとマズイと思って毎月購入しているのだが…。さてどうするか、明日ほかの書店で買うか、もう購読をやめるか、悩む…。
 今朝、ひさしぶりに歩いて出勤した。毎日続けられるといいのだが。

11/17(月)
 章さん追悼ページ。彼が亡くなってから5年。本日「章さんを偲んで」ページに追悼文がひとつ追加された。タダのようなコストで末永く多くの人に見て貰えるインターネットのWEBページ。これまでの印刷出版などと違って、情報の追加や訂正が随時可能。底知れない力を秘めたメディアだといまさらながらに思う。
 昨日のマラソン、高橋尚子は残念なことに2位だった。アテネオリンピックの出場権を得るために、たぶん彼女はもう一度国内マラソンに出場するだろう。

11/16(日)
 昨夜は早くベッドに入ったのだがなかなか寝つけず、ベッドの中でこのサイトのことをいくつか考えてみた。
・オリジナルのドメインを取得するか
 独自ドメインを取得したことでアクセス数が増えるわけでもないし、URLが変われば、現在つけられている多くのサイトからのリンクが無駄になるわけだし…。独自ドメインなんて見栄だな。ウチには当分必要なし。
・プロバイダを変えてサイトを移転するか
 最近メールが半日ぐらい止ったり、WEBへのアクセス不調などを体験したので少し気になっている。しかし、このサイトでやっていることは、書体デザインの啓蒙と無料フォントの頒布がメインだ。信頼性が問われる、商品版のダウンロードや購入に関してはベクターが担当している。ベクターのサイトがダウンするとは考えられないので、今のままのやり方で大丈夫だろう。
 結果、とくに問題はないというということで、この状態でサイトは続いていくことになった。

11/15(土)
 9月にやったばかりだが、スパムメール振り分け機能に期待して、またメールソフトをバージョンアップ。
 パソコン画面を見ていると、やけに目が疲れる。あいかわらず体調は芳しくない。明日は東京国際女子マラソン。高橋尚子の走る姿をテレビで眺めて元気を分けてもらおう。

11/14(金)
 義父のヘルニア手術のため上京中の、京都の次兄夫婦と両国ビアステーションで酒飲み夕食。いろいろと親の世話のグチなどを互いに吐き出し、ちょうどイイ具合に酔う。こんな夜は仕事をしないでこのまま眠るのがいいのだ…と今夜もS書体Mをさぼる。
 ベクター・プロレジランキング、Macintosh部門でセプテンバー再浮上。いつまで順位を維持できるか知れないが、本当に小さなマーケットだと思う。

11/13(木)
 先週休んだ水泳教室。きょうもバタフライが中心だった。疲れた…。カキフライは好物だけどバタフライは大キライだ〜。もう水泳教室ヤメようかな。飽きてきたし…。S書体Mをやるエネルギーは残っていないので、雑誌読んで寝ます。

11/12(水)
 年賀状をどうするか、そろそろ気になり始める頃。自分で賀状をデザインする人達が目新しいフォントを探しているのか、当サイトのアクセス数や無料フォントの登録者数が11月に入ってからすこ〜しずつ増えてきている。

11/11(火)
 最近使っているシェービングフォームが面白い。容器から手に出したときは透明のジェル状なのだが、顔になすりつけると真白な泡に変化する。ちょっと刺激を与えると泡になるようだ。ある手品師が、コップの水を一瞬でビールに変える芸を披露していたが、同じような物質や技術を利用しているのかもしれないな。

11/10(月)
 朝から雨が降り続き寒い一日。12月初旬の気温らしい。一日中じっと動かず椅子に座って仕事をしていると、やはり足元が冷えてくる。膝掛け毛布を引っ張りだし使用する。
 サイトのトップページを微妙に変更。ほとんど誰も気づかないと思うけど…。

11/09(日)
 ロシアリクガメ飼育ケースの掃除。ザラザラした硬い石板を底に並べ、その上を猫用トイレ砂で覆う方法は成功のようだ。ウンチはすぐに乾燥するしオシッコも固まるので取り除きやすい。伸びすぎて、時には危険かと思われたツメも、石で削られてちょうどいい長さと形を維持している。
 ペットのツメといえば、鳥のツメもやっかいだ。ずっと昔に文鳥を飼っていたのだが、やはりツメは伸びるのだ。伸び過ぎるとしだいに丸まっていき、枝にも留まることも出来なくなる。平らな場所でも丸まったツメが邪魔をし、足の裏がしっかり地面につかなくなってしまう。その丸まったツメと足裏の間にフンが挟まりダンゴのようになった足を持つ可哀相なカナリヤを見たこともある。
 小鳥なら人間用のツメ切りで大丈夫。光に透かして血管が通っていない先の部分だけを切る。馴れていないと切り過ぎて血が出ることもある。ツメを切った後の鳥の足はとても不格好だ。
 自然界で生きている鳥のツメが伸び過ぎることはない。生活行動のなかで常に硬い石などで削られているからだろう。ツメを切るのが面倒だった私は、小鳥の生活行動のなかで自然にツメが削れる方法を考えた。
 鳥カゴの中の鳥は、巣・止まり木・エサ箱・飲み水入れなどを巡回するように動き回る。止まり木やエサ箱に、紙やすりを貼り付けてみた。それだけで小鳥のツメは摩耗し伸び過ぎることはなくなった。やすりのような素材で表面処理した、止まり木・エサ箱などを実用新案出願して儲けようかと、そのとき真剣に考えたが、小鳥ペット市場って小さいから採算は取れないだろうと、あっさり諦めてしまった30年くらい前の私。

11/08(土)
 午後から半蔵門の国立演芸場で定席公演を観る(貰った招待券)。言論自主制限してるテレビでは味わえない本物の話芸。ビッコだとか、私は何回も売り飛ばされたとか、テレビでは聴かれなくなった言葉が笑いを巻き起こす。芸歴80年を越えた玉川スミのよく通る声と、スゴクいい音色の三味線が印象的だった。

11/07(金)
 あぁ1週間の早いこと。事務所での雑用が、ある程度見通しがついたのでほっとする。
 オリンピック野球アジア予選。日本は3連勝してオリンピックへの出場が決まった。前大会のときは、アマとプロの混合チーム。今回は、全員がプロ野球選手。勝つためにはプロ選手で固めるのが最善だとは思うが、オリンピックを目標にがんばってきたアマチュア選手たちは、どんな心境でいるのだろう。

11/06(木)
 総合書体Dを中断して昨日の午後から、溜まった雑用を片付けている。やり始めればどんどん片付いていくのだけれど、書体制作から雑用へ気持を切り換えるのが面倒で、つい溜め込んでしまう。
 あまり体調も良くないようで午後から身体がだるく眠気が襲ってくる(昼飯くいすぎ?)。4時頃退社し家で横になる。水泳教室も休む。歯の付けねや頭もぼんやりと痛む。夕食後は風邪薬を飲んで仕事をせずに早めに眠る(はず)。

11/05(水)
 日本国内で100人が使っているかどうか…というマイナーなパソコン用OS(まだ評価版レベル)。そのOSの国内販売会社と提携し、当方のフォントの一部を投入することになった。その件で月曜日にメールを受け取り、きょう両国の事務所で顔合わせして30分で決定。互いに何のしがらみもないから、話は早い。
 プロレジ・ランキング。セプテンバーフォントは、11月に入ってからMac用の5位圏内から脱落。発売から3か月、毎日確認するのが楽しみだったのだが…。

11/04(火)
 下町の小さな街工場。長年の経験と確かな技術で、不景気な世の中をものともせず立派に営まれている。ある有名企業の研究所から技術開発の依頼があった。まだ世界中で誰も実現していない技術。その街工場は、数か月でその技術を実現させ研究所に報告した。すると、研究所の所長が街工場を訪れて、「この開発は無かったことにして欲しい、こんな小さな工場であの技術が完成してしまったら、われわれの研究所の立場がなくなる」と宣ったそうだ。
 最近ある記事で読んだ、実際にあった話。悲しいね、この所長。自分の立場しか見えなくなってる。こういう、煮ても焼いても喰えないヤツラが増えてるんだよなぁ。

11/03(月)
 水槽を見ていたら、マーブルハチェットの姿が見えないのに気づく。数年前に4尾買ってきた分だが、1尾だけ長生きしていたのだ。見た目もかなり老いてきていたのでそろそろ寿命かな…と覚悟はしていたのだが。驚くとトビウオのように、空中を飛んだりできる魚で、こちらが飼育に馴れない初期のころは、水槽のフタが中途半端で、知らぬうちに水槽から飛び出て死んでしまったハチェットもいた(自殺だろうか)。グッピーもオスは死滅、メスばかりになってしまって、少し寂しい。

11/02(日)
 熱帯魚水槽関係の道具類を整理しようとしたが、うまく整理できずに、面倒くさくなってまたそのまましまい込む。なんか頭があまり働かない…ボケ症状か。細切れに時間を振り分けて一日中S書体Mウエイト制作。手描き風の味わいを無くしてはダメだから、普通の書体の何倍も手間がかかっている。

11/01(土)
 いただきものの桃太郎ぶどう。皮ごと食べられて種ナシ。横着な私には結構な水菓子だ。送ってくれた方には失礼かもしれないが、ロシアリクガメにも少しおすそわけ。専用のエサ以外は殆ど食べなくなってしまった彼だが、このぶどうはしっかり食べてくれた。

10/31(金)
 今月のセプテンバーの売れ行きは、Mac用とWin用がほぼ同数。Mac用は先月と同じような数だったから、Win用の売り上げがそれほど伸びていないということかな。書体ごとの累積購入者数では、発売からまだ3か月のセプテンバーが、古株のアニトを追い越してしまった。ベクターで販売しているウチのフォントの中で一番売れているキャパニトを、半年後くらいにセプテンバーが追い抜くのは確実だろう。

10/30(木)
 昨日心配した、太陽からの磁気嵐。新聞などではオーロラが日本でも見れたとはしゃいでいる。機能停止してしまった人口衛星もいくつかあったようだが、いまのところ大きな被害が無くて良かった。小さな事故をきっかけにテロとかが起こったらイヤだな…という心配なのだ。なかなか鎮火しないカリフォルニアの大規模山火事が、新手のテロだとの噂もある、そんな時代だから…。
 水泳教室、本日は私の苦手なバタフライが中心メニュー。苦手なんて甘いものじゃない。たぶん、溺れている人より悲惨な動きをしているよワタシ。

10/29(水)
 太陽表面で、30年に一度ぐらいの規模の爆発が起きたと午後のラジオで知る。今晩か明日ぐらいに、地球に影響がでるらしい。テレビの衛星関係くらいならいいのだが…、いまの世の中、なんでもかんでも電子機器に頼りきりだから、変な事故が起きなければいいな…と思う。

10/28(火)
 一日中雨が降り続き寒い。来月選挙があるからか普段まったく連絡のない人から電話あり。ノドの調子が良くないからつらい。でも、相手は80過ぎの高齢だし、昔は書体デザインに関わっていた人なので、互いの近況報告など10分ほど。パソコンもインターネットもよく判らない人に、いまの自分のやっている仕事を説明するのは大変だった。

10/27(月)
●最近読んだ雑誌以外の本。
 東電OL殺人事件、まんが・ヒット商品誕生物語、稼ぐ人安い人余る人、マネーの虎、茶の間の正義、間違いだらけの海外個人旅行、養老孟司の<逆さメガネ>、腰痛放浪記 椅子がこわい、など。
・東電OL殺人事件…年に1000万円以上の給料を得ているのに、毎夜自分の身体を売っていた女性が殺された。大都会東京の闇、その女性の心の闇が恐ろしかった、佐野眞一のノンフィクション。
・腰痛放浪記 椅子がこわい…某有名小説家が何年も原因不明の腰痛に悩まされる。椅子をいくつも変えたり、医者を変えたり、何をやっても効果ナシ。最後は心療内科で全治する闘病記。人間の身体をコントロールしているのは、やっぱり心なんだ…。

10/26(日)
 はっきりしない体調にイヤ気がさし、思いきり身体に悪いコトをしてみようと金曜の夜に暴飲暴食したわけだが、二日酔いになっただけで、本日も身体に良い変化はおこらずノドと鼻は花粉症状態。
 一日しっかりとS書体Mウエイト制作に費やす。あいかわらずとても時間がかかる。事務所で進めている総合書体Dが来年の春頃にはひと区切りつくので、S書体Mウエイト制作を昼間事務所でやることにするかもしれない。

10/25(土)
 夕方、やっと起き上がれるようになった。旅行から帰ってから、ずっと続いているはっきりしない体調に刺激を与えて見ようと、昨夜は新宿のYさんを誘って暴飲暴食。
 焼き鳥屋・新鮮魚介類屋・最後はおでんの屋台と、お馴染みのコース。台湾の話、廃棄する写植機や文字盤の話、セプテンバー書体の話など…。駅前で呑んでいたのに、最終電車にも乗らず、結局はタクシーで帰宅。
 というわけで、激しい二日酔いの土曜日となった。月に1度か2度、ベッドで横になったまま、自分の愚かさダラシナサを反省する二日酔いは、私の人生の隠し味みたいなもんさ(笑)。

10/23(木)
 夕方、早めに事務所を出て錦糸町の書店へ寄る。希望の本を手に入れ、亀戸駅に着くころ、強い風と雨に襲われる。夕方から天候が崩れるのは知っていたが…傘の用意を忘れていた。駅ビルの100円ショップでビニール傘を買おうとするが、オレンジ色のモノしか無い。これじゃ、イヤだな(いくら私でも)…と、横を見たら、黒い折り畳み傘があった。え〜、これも100円?すごいね。開いてみたらちょっと小さかったけれど、これで充分だ。
 2回休んでしまった水泳教室。クイックターンの練習をやりたい人いますか?と問われたので、教えてくれるのならやりたいです、と返事をする。やりたいと手を挙げた4人に、コーチは「うつ伏せに水面に浮いたあと身体を丸めて水中で前転してください」と基本動作の見本をやってくれる。数分後、マネをして練習する我々を見ていたコーチは言う。「皆さんには危険なようなので中止します」。情けない…けれど、仕方ないよ。だって初心者水泳教室なんだも〜ん。

10/22(水)
 1週間ほど続いたプロバイダが原因のメール不調は、昨夜やっと元の状態に戻った。鼻にシュッとやる薬、ノドにシュッとやる薬、そしてノド飴が、いまの私の生活必需品。

10/21(火)
 台湾から持ち帰った、開封試食後の「香鉄蛋」。昨夜やっと食べ終わった。特別ウマイわけでもマズイわけでもないのだが、食べ物を捨てるのは勿体ないかな…と。
 勿体ない…といえば写真植字機とその文字盤。いがいと広い日本のどこかに、必要としている人がいるかもしれない。フォントの談話室に情報を掲載したので、興味のある人は見てね!

10/20(月)
 夕食後のS書体Mウエイト制作の再開。ふ〜、マジメにやらないとな…。

10/19(日)
 一日寝ていたが体調はたいして良くならず。これは秋の花粉症かもしれないな。鼻とノド以外はそんなに不調ではないようだし…。気分の問題か?怠け病かな?
 旅行の日記も一応書き終わった(余裕がなく、とてもデキがワルイ)し…。明日から、すべて旅行の前のペースに戻ってお仕事に励むことにしよう。

10/18(土)
 午前中に水槽のメンテナンスを少し。午後は雑誌を買いに近所の本屋まで。それ以外はベッドで読書。台湾でヘンな風邪をもらってきた…って、ちょっと感じ悪いよね。この状態で人と会って、この風邪(のようなもの)をうつしたらいけないし。頭とかお腹の調子は良く、ノドと鼻だけなんだが、鼻水の粘度は高くノドにはタンが絡み付く…。S●RSじゃないと思うから、この日記を読んでる人、保健所とかに通報しないでね。とにかく、きょうと明日しっかり休養して治すつもり。

10/17(金)
 旅行情報誌ロゴ、旅行前から依頼されていたものを完成させ送信。写植機の廃棄業者に見積もりをしてもらう。昨日Q&Aを改訂したばかりだが、いいタイミングだったらしく、役だっているようだ。

10/16(木)
 体調復活を願い、体力温存のため水泳教室は休む。映像関係者からの質問が最近増えてきて煩わしいので、Q&Aを微妙に改訂。台北旅行の行動を記すだけで夕食後はつぶれる。S書体Mウエイトは、中断状態。

10/15(水)
 きょうも風邪のような症状は直らず。午後2時過ぎに退社し秋葉原へ。自宅で使用するマウスの買い替え。いま使っているものがちょっと小さくて使いにくく感じてきた。これで3個目の購入。そのまま帰宅し、ベッドで読書。
 メールの不調も直らず。WEBまで不調のようで更新もままならず、踏んだり蹴ったり…。

10/14(火)
 ノドと鼻の調子は直らず。事務所で普通にお仕事。夕食後は、記憶をたどりながら旅行の行動日記を少し書き足す。仕事はしないで早めに寝ることにする。

10/13(月)
 旅行中に咽喉と鼻の具合が悪くなったが、こちらに戻ってから本格的に風邪のような症状になり、本日予定していたコトをすべてキャンセル。風邪薬を飲み、溜まった新聞を時間軸どおりにベッドで読み進める。病身の昼食はチキンラーメンにCMのように生卵を入れて。ちょっともの足りず、持ち帰った香鉄蛋(何日か前の日記に記す予定)の残りを食べる…。
 本日は朝からメールが届かない。プロバイダの不調なのだ。昨晩、溜まったメールを処理しておいて良かった。夕刻なんとかメールは届くようになったが、快調とはいえない状態だ。

10/12(日)
 昨夜は風邪薬を飲んだし、ノド飴を舐めたりしたのだが、状態は良くならず、鼻まで具合が悪くなってきた。ホテルを出発する朝11時まで外出せずテレビでB級SF映画を横になって見ていた。
 午後10時過ぎに帰宅。今回は、台湾の暑さ(予想外)に負けました…。今度南の国へ行くときは、もっと季節を考えることにしよう。いつまでも若い気でいちゃいけないんだよね…。
 向こうではインターネットには全く関知しない生活。その間に届いていた500通ほどのメールに目を通し、幾つか返信メールを書いて就寝。

10/11(土)
 朝、ノドの痛みで目覚める。昨夜、紹興酒をかなり呑んだせいで、酔っ払って口を開け放して眠っていたのだろうか。朝食を済ませ8時半ごろホテルを出発。きょうは淡水線・板南線・木柵線とMRTを乗り継いで、台北市立動物園へ向かう。
 きょうも一日乗車券を購入。どの路線も市の中心地では地下を走っているが、中心地から少し遠くなると地上の高架線を走行する。本日も晴天なり。暑くなりそうだ…。

 鉄のオリは無く、限りなく自然に近い状態で飼育されていて、台湾で最大の動物園だそうだ。敷地も広く、施設も内容もとても良くできていると思う。まだ工事中の部分がいくつもあったのは残念。爬虫類エリアで、イグアナが直射日光を浴びて元気いっぱいに動き回っている。映像以外で、こんなに活発なイグアナを見たのは初めてだ。植えてある木に登って葉っぱを次から次にむしゃむしゃ食べている。見ているこちらは、直射日光を浴びてぐったりしているわけだが…。
 さすがにこの地で生まれ育った台湾の人たちは暑さに強い。こちらは汗だくだくでヘトヘトなのに、彼らは涼しい顔で歩き回っている。タートルネックの長袖セーターを着ている人もいたな…、信じられない。派手な色が渦巻き状についているアイスキャンデーを買って木陰で休憩。通り過ぎる人達が、このアイスを食べるこちらを指差して笑っている…。子供の食べるもの、大人が食べたらいかんのかい!

 暑さと疲労により、園内を最後まで回らずに出ることにする。時刻は1時頃。昼食は忠考敦化という駅の近くの坦仔麺(たーあーみ)で有名な店にする。席につき、すぐに坦仔麺と坦仔米紛。やはりスープが旨い。昔の台湾食堂の雰囲気が残っている店ということで、調理場は客にすべて丸見え。気取りがないし、すごく清潔そうでイイ感じの店だ。すこし疲れがとれ落ち着いたところで、魚丸湯と豚丸湯。小さなお碗だからいくらでも食べられそう。ビールとカラスミも注文。昨日の立派な店のカラスミは日本と同じ体裁で出てきたが、ここのカラスミは軽く炙ってあった。ちょっと香ばしくなるし、こうしたほうが旨いと思うな。大胆にぶ厚く切ったカラスミがどーんとお皿に盛られて500円。台湾ってイイところだね。もう少し交通の便が良ければ、夕食もココにしたいんだけどな。
 昼食をしっかり食べて少し元気になり、ホテルに戻る途中、台北車站駅で降りて新光摩天ビルの展望台へ寄る。46階までいく専用エレベータの早いこと。外の景色も全く見えない密封型のエレベータ。動きだしたのも殆ど気づかずあっというまに展望台に着いてしまった。まるで瞬間移動。耳鳴りとかもしなかった。エレベータ内と上の展望台は、もしかすると気圧調整しているかもしれないな。

 数時間ホテルで休養したあと、この地で最後の夕食にでかける。西門という駅の近くの餃子専門店。鮮餃子と牛肉餃子を注文。セイロが2つ出てきた。この店の蒸し餃子は小龍包のような形をしているようだ。かなりデカイのが8個ずつ。皮は厚くモッチリとしていて腹にたまる。中からこぼれる熱い汁が唇や口のまわりをテラテラと光らす。もうお腹一杯です。他に何も頼まなくて良かった〜。店員にはもっと他の料理も勧められたのだが、量が判らなかったのでビールも頼まず、餃子だけにしておいたのだ。
 渋谷のようにふらふらとした若者が多いこの街を去り、MRTで龍山寺という東京でいえば浅草のような街へ移動する。食べたいのにまだ食べていないものがあり、そのために散歩してお腹を減らせるためだ。チャンスは今夜しか残されていない。
 20年ぶりの龍山寺。その時は昼間は観光ツアーで立ち寄り、夜はタクシーで屋台街に来てしまったから、お寺と屋台街の地理的関係がつかめていない。今回はガイドブックの地図があるから位置関係は判った。
 まずはお寺にお参りと、寺に近づくため信号を渡り細い道へ入る。左側は小さな食べ物屋さんがずっと並んでいる。幅2メートルもない薄暗い道は、得体のしれない水で黒く濡れている。右の壁からは昔の公衆便所のような臭いがただよってくる。店は多いが人通りは少ない。見たこともない内臓が皿に盛られ、裸電球に照らされている。ちょっと異様な世界だ。裏道とか夜店とか結構好きな自分だが、なにか、来てはいけない場所に足を踏み入れてしまった雰囲気を感じ、だれとも目を会わさずにそそくさと通り過ぎる。ふ〜〜、汗が全身から吹き出していた。
 龍山寺の一部はきれいに改装されていた。お参りする地元の人の多さ、そして彼等の真剣さに、無宗教の自分はすこし圧倒される。さぁ名物の屋台街に向かおう。スリなどが多い地域だから注意しろとガイドブックに書かれている場所だ。最近はあまり人気がなく、規模も縮小され、寂れているとも書かれていた。その本の地図を頼りに屋台街を探す。着いた場所は確かに寂れている…。見るも無残に…。両側に並ぶ店の半分は閉まっていて、やっている店も活気がない。お店の人達より、道をあるく人達の方が少ない。
 本当にこんなになっちゃたんだ。20年前はすごい活気だったのにな…と龍山寺散策を終わらせようと、その寂れた行き止まりの道を戻る。しかし、大きな道路をひとつ挟んで、目の前にはまだ通りが続いていたのだ。それも賑やかな…。歩いて見ると、20年前にもあったヘビ料理屋も、相変わらず店の前で大勢の人を集めてパフォーマンスをしているし、どの店も活気に溢れているのだった。さらにその先にはもっとすごい混雑の夜店街も存在していて、もう少し腹が減っていれば色々楽しめたのになぁ…と悔やんだのだった。
 それにしても私が今回使っている台北ガイドブックの龍山寺のページはお粗末だ。地図に屋台街と記されているのは、寂れてやる気のない通りだけなのだから…。屋台街が移動したわけでもないし、何か意図があるのかしら。

 まだ、腹はたいして減ってはこないが、最終目的地へ向かおう。初日に行った士林観光夜市に再挑戦だ。
 二日前に訪れた時は午後6時過ぎ。そのときも結構な賑わいだったが、今夜は土曜日の8時過ぎということで、3倍ぐらいの混雑。どの店も満員で座れる席が見つからない。小学校高学年くらいから大学生と思われる男女が、すさまじいパワーでおしゃべりしながらいろんなものを食べている。ほんとにすごいよ!このエネルギーは…。
 ぐるぐると屋台の間を歩き回りやっと席を確保する。食べたかったのは「牡蛎の卵焼き」。鉄板の上でお好み焼きのようにさっと焼いたもの。薄い塩味のあっさりした旨さ。前に来たとき、新竹(しんつー)という地方都市の市場で口にしてハマったのだ。以前食べたものと同じ味かどうかはわからない。ちょっと違う気もするが美味しけりゃいいんだ。ついでに薩摩揚げのようなものも食べ、タピオカ入りのアイスミルクティを飲み、台北最後の夕食が終わった。あ、今夜はアルコール摂取してないなぁ。体調あまりよくないんだよね…。

10/10(金)
 昨日の夕方、はじめて台北のMRTに乗った。切符の販売機も判りやすい。自動改札を抜け、さあ電車に乗ろうと下り階段の表示を見る。整ったサインシステムには「往月台」の文字。往月台?、聞いたことのない地名だ。MRTの路線図には目を通してきた。月の文字が入った駅名は無いと思ったが…。
 別の階段を探す。こちらにも「往月台」の文字。下へいく階段すべてに「往月台」の文字があることに気づくまで数分かかった。階段を下りればホームがあり、そこには希望する行く先がしっかりと表示されていた。
 「月台」とは駅のホームのことだった。「往月台」は、ホームへ行く…という意味か。昨夜は切符を買ったが、本日は一日乗車券を利用して移動する。朝の9時、ホテル近くを通る淡水線に乗って北側の終点、淡水という海辺の街へ向かう。

 淡水で昼食の予定だが、このまま直行だと早く着きすぎるので途中の「關渡」という駅で降りる。マングローブ地形と鳥や小動物などが観察できる自然公園があるとガイドブックに記されていた。陽の照り付ける暑い道を15分ほど歩く。こちらの殆どの歩行者用青信号には、残り秒数が表示されて便利。

 東京でいえば大井の野鳥公園のような、この有料の自然公園は、まだ完成しておらずアチコチ工事中。季節も悪いようで遠くにカモとかサギが見えるだけ。マングローブ地帯もどこにあるか判らず、日本と同じ葦の野原と池しか見れなかった。失敗でした。暑さで体力消耗。
 またMRTに乗って淡水に着いたころには、太陽も真上に位置し気温も昇りっぱなし。駅を出るとすぐに海が見え、江ノ島とか熱海のような雰囲気。直射日光の当たる海辺を避け、土産物屋が並ぶ道を歩く。きょうは国慶節という祭日なのですごい人出だ。ただ海があり、店がある…それだけの場所。渡し船に乗って対岸(ここは淡水川の河口)とか、突端の桟橋へいくプランも用意していたのだが、この太陽の下で屋根もない渡船場に並ぶ行列を見たら、その気も失せてしまった。
 しかたなく、ちょっと早いが昼食にする。選ぶのに困るほど店が多い。3階建ての海が良く見えそうな店にした。セルフサービスのお手軽な食堂。魚丸湯と阿給、そして米紛炒め。魚丸湯は、白身魚のすり身団子が入ったスープ。昨晩の鉄板焼き屋でもサービスででたが、台湾は透きとおったスープが美味しい。すり身団子の中心には濃く味付けした挽肉が入っていて面白い。阿給は、油揚げの中に白滝と椎茸とかをいっぱいに詰めて(手で握ったデカおにぎりぐらいの大きさ)スープで煮たもの。阿給という文字は、アゲという日本語が由来らしい。3点とも100円ぐらいだった。
 食後、海辺を歩くが、大した変化もなく暑いだけ…。ちょっとこじゃれた屋外カフェのパラソルの下で一休み。注文したのはハイネケンビール。あまり美味しく感じない…。昨夜の台湾ビールは旨かった。その土地の気候風土、水や料理にぴったり合うのは、やはりその土地の飲み物なのだな…と思う。台湾ビールを日本で飲んでも、たぶん旨く感じないんじゃないかな。

 この街を去ることにし、賑やかな土産屋通りを駅まで戻る。あちこちの店に不思議な食べ物が売られている。大粒の葡萄くらいの真黒い球状のモノが、鮭のスジコ状に平たくくっつきあって袋にいれてある。大人気らしく皆が競って買っている。この地の名物で「鉄蛋」という名前だというのは判った。
 駅についてガイドブックのページをめくっていたら偶然その食べ物の写真が載っていた。歯応えが良く、やめられない美味しさ…としか記してなく、材料や味については判らない。どうにも気になるので、道を戻り一番近い土産屋でひと袋購入した。約300円。真空パックされた袋には「香鉄蛋」と書いてあった。さっそく開封しひとつ食べてみることにした。スジコ状にピッタリくっついていて硬い。力を入れてひとつ外し、その真っ黒い食べ物を口に入れる。醤油の味付け、八角の香り。ウズラのゆで卵だ。蛋…という字が卵のことだというのは知っていた。でも、どうしたらゆで卵がこんなに硬くなるのだろう。この硬さで鉄という名がついたのか、黒くするのに鉄でも使うから「鉄蛋」というのか。よくわからないまま、残りは日本へ持ち帰って食べることにした。

 台北の中心へMRTで戻る。冷房の効いた車内は快適。日本と同じように、小さな子供たちが車内で大騒ぎしている。夕食までホテルでひと休みするつもりだが、その前に雙連という駅で降り、乾物問屋街で土産物を探す。目当てはイチジクの干したもの(そのまま食べると旨い)、そしてカラスミ。ボラの卵を塩漬して干したもの。その形が中国の墨に似ているから唐墨と名付けられたそうだ。普通はエラク高い。日本でも台湾でも。私が探すのはそういう観光客用の高級品ではなく、台湾国内消費用の安い(笑)カラスミ。台湾の料理屋で出てくるのは皆これだと思う。無事にその店も見つかり、しっかり入手。歩き回って身体中汗だらけで疲労困憊。夕食は、エアコンの効いたちょっとイイ店で美味しいものを食べることにしよう。身体がもたないよ〜。

 夕食の時間までエアコンの効いたホテルの部屋で横になり身体を休める。日が暮れかかるころ、また暑い街へ出る。目指すは「中山」という駅の近くの台湾料理店。台北市内に10店、日本にも4つの支店がある有名店。某デパートの8階にある大きな店。
 さすがにキレイだ(店員さんも)。エアコンも効いている(あたりまえだ)。メニューは日本語表記だ(これならジェスチャーはいらない)。涼しくて食欲モリモリ。紹興酒・シジミの醤油漬け・カラスミ・イカ団子の貝柱衣揚げ。どれも東京でも食べ馴れたものだが、やはり本場で食べるのは美味しい〜。
 ここまでは幸せな時間。酒を呑んで気が大きくなり、さっきメニューの写真で見たアワビを食べようと注文するが、あれはアワビではなくトコブシだと店員に言われる。どちらでも構いやしない、豪華そうなら何でもイイ〜。じゃあ焼きトコブシのバター風味! 本日はそれは出来ません…。え、きょうトコブシないの? いえ、別の料理ならできます…こちらとか。じゃあ、そのトコブシとキューリのニンニクソース炒め、お願いします。あ、このサッパの腹身揚げも…。
 この店、どんな料理にもちゃんと小と大があり、小でもかなりの量。もちろんトコブシも小を頼んだ。小でも、出てきた皿はでかい。トコブシは殻付きキモ付きのまま調理してあり8個。ガブっとトコブシに噛りつくが、貝の味が感じられない。身が硬くならないよう軽く炒められていて、見た目は美味しそうなのだが…。2個目も、3個目も…。だめだ、貝を食べてる気がしない。キモの崩れ方も微妙だ…。たぶん冷凍なのだろう。今日は生のトコブシが無いのだ。だから生か冷凍かはっきり判ってしまう焼きトコブシは拒否されたのだな…。そして濃い味付けの料理だけ薦められたのだ。それにしても、もう少し上手に誤魔化してほしいなぁ。
 ずいぶんお腹も膨れてきた。そこへサッパの腹身揚げが出てくる。東京じゃサッパっていったら15センチぐらいの小魚だから、小アジの唐揚げのようなモノかと思っていたのだが、これはデカイ。腹身部分だけでこの大きさなら全体は40センチ以上あるよ、この魚。開いた魚の腹身部分だから2枚ある…。もう、お腹限界だ〜。ちょっと残す。さっきのトコブシも残したけど。
 そして最後は、この店の名物だという切仔麺。これを期待してこの店を選んだのだ。スープはウマイが、麺は……。日本人の好きなシコシコツルツルという食感は、海外では期待しないほうがイイのは判っているけどね。もう、何も食べられません状態でホテルに戻って本日の行動は終了。今晩はぐっすり眠れることでしょう。

10/09(木)
 機内食(ANA)のシーフードパスタが、以外に美味しかった。夕刻、台北市内のホテルに到着。夕食は、MRT(都市交通システム)で2駅となりの、劍潭駅前の士林観光夜市へ。
 とりあえず、その屋台がたくさん集まった地域を一周してみる。食べ物屋さんがメイン。そして若者がとても多い。屋台の原宿って感じか。酒を呑んでるようなオジサンは見当たらない。どれも食べてみたいし、どこの店も美味しそうだしで、なかなか食事する店が決まらずウロウロする。
 この屋台街は、ひとつの屋根付き建物の中に収容されている。屋台の各店が調理場を保有し、火を使っているので、暑い。だんだん食欲がなくなってくる。もう、どうでもいいや…状態だ。目が合った人の店に座った。鉄板焼き屋だ…。全然、台湾らしくないじゃないか(笑)。
 シイタケのバター炒め・タラのバター炒め・ネギの卵焼き、そしてビール1缶。食べ物はすべて100円ぐらい。なんだか100円ショップで食事しているような雰囲気だ。シイタケのバター炒めは、他にも野菜がいっぱい入っていたし、タラは大きなトンカツぐらいあったし、ネギの卵焼きも美味しかったが、いつもの食欲は戻らず…。デザートは愛玉専門屋台で檸檬愛玉。寒天のようなもの。東京でも食べられる店はあるようだが、やはり本場台湾で食べてみたかった。愛玉自体にこれといった味はなく、アイスレモンティーに柔らかいゼリーを入れた感じか。冷たくて美味しかった。
 MRTでホテルのある民權西路に戻ったころ食欲が復活してきた(笑)。ホテル隣のセブンイレブンで、魚の缶詰とビールを調達し、夜食とする。

10/08(水)
 明日、昼前の飛行機で台北に行く。台湾は三度目。京都の次兄が、定年退職時に会社から貰った旅行券をプレゼントしてくれたのだ。1999年の夏を最後に海外へはでかけていない。冬になって SARS(新型肺炎)が再流行したりするとチャンスがなくなるので、早めに旅行券を使うことにした。
 台湾の台北といえば故宮博物院。漢字好き書体好きな人ならば一度は行っておきたい場所だが、疲れそうなので私は行かない。チャイナドレスを着た店員がいるようなレストランも行かない。1996年に初開通し、現在は8路線もあるMRTを利用して移動するつもり。街を歩き、食堂に入り、市場をひやかし、道端で買い食いし、夜は屋台で酔っ払いになる予定。
 パソコンなど持ち歩く趣味はないが、現地でネットカフェなどの接続環境さえあれば、メールや掲示板のチェックができるよう、それなりの準備はしていく。時間と気力があれば…の話だけれど。

10/06(月)
 なんだか体調がはっきりしない。今週後半からちょっとでかける予定があるので、体調を整えねば。本日から3日間は晩酌をやめてアルコール摂取ゼロにする。そう決心した矢先に、仕事関係の方から飲酒の誘いが入る。ちゃんとお断わりいたしました、はい。

10/05(日)
 30分でも時間があれば、パソコンにへばりついてS書体Mに取り組んでいる。爽やかな秋の空に誘われるように、午後は錦糸公園まで散歩。夕食後は10日ごとのフォント登録者集計。自宅でS書体Mを始めてから、日が過ぎるのが早い…。ひさしぶりに書体ウォッチャー更新。

10/04(土)
 なんだかはっきりしない体調。朝食後、風邪薬を飲み、昼間はメールやWEBのチェック以外はベッドで読書。おかげで、溜まっていた漫画雑誌をぜんぶ読み終わった。
 夕食後は、怠け心にムチ打ってS書体M。ウ〜ム…、ほんとに思ったより時間がかかる。とても来年夏には無理だな、このペースでは。「セプテンバーができるまで」を自分で読み返してみると、全ての文字を修正するのに1年はかかっている。Mウエイトも同じような手間だから、やはり最低1年ぐらいは覚悟しなければならないか。来年夏の頒布フォントは、違う案をいくつか用意しておこう。

10/03(金)
 最近は、総合書体Dの一日のノルマが終わると5時前でも退社してしまう。錦糸町の書店で目当てのイヤラシイ雑誌を探すが見つからず…。あまりにイヤラシイ雑誌なので店員に訊ねにくい…。亀戸の書店にも無かった。別冊扱いで発売日がはっきりしない雑誌なのだ。
 日中も夜もすごしやすい気候。秋だなぁ…という感じ。しかし、食欲の秋ということで食べ過ぎると睡魔も襲ってくるのだなぁ。

10/02(木)
 水泳教室終了後に仲間数人と食事。いつものように私は生ビール2杯。ポテトフライ・川海老唐揚げ、最後に焼きそばで腹を満たして解散。おもな話題は、近親者の死・葬儀・墓・宝くじなど…高齢者らしいものだった。
 未読の漫画雑誌もベッド脇に3冊たまっているので、今夜は仕事なし…。

10/01(水)
 昨日午後から事務所のパソコンのメンテナンス。どこが悪い、というのじゃないけれど、古いバージョンのまま使っているソフトウエアを新しくしようかと…。しかし、新しいソフトはどうやってもうまく動作せず、パソコンを元の状態に戻すのに本日10時半ごろまで費やしてしまった。
 24日に電話相談を受けた放送業界の方から、こちらのアドバイスに感謝の電話あり。私が推薦した、フォント使用媒体などに関してケチな要求をしない、別のフォント会社の製品にすべて乗り換えたとのこと。2日程前、当方がベクターで販売しているフォントを、Mac用Win用ともに全製品購入したのも、この方だった。

09/30(火)
 昨夜から下腹が少し痛かったのだが、今朝おきたら少し鼻声に。軽い風邪のような症状。朝食後、風邪薬服用。総合書体D、今月のノルマ昼前に終了。いつもぎりぎりだ。
 ベクター・プロレジランキング。過去1週間分の実績が毎日更新されている。前にも一度ここに書いたが、Mac部門でセプテンバーが発売以来ずっと5位以内に留まっている。日本語フォントが上位に顔を出すのは珍しい。まだ、フォントをネットで購入する人が少ないってことだ。少ないってことは、増える可能性がまだまだあるってことだ。食前にワインなんぞ飲んだら酔っ払ってしまった。

09/29(月)
 夕食後、見たいテレビ番組がいくつもあり、けっきょく仕事をしないで寝てしまった…。

09/28(日)
 S書体M。やっと94文字1区分の手直しが終わった(完璧ではないが)。まだこの作業に馴れていないということもあるが、予想より時間がかかっている。いまのペースでは、とても来年の夏には間に合わない。馴れてくれば、もう少し手際良くなる気もする。しかし、逆にこの書体に対しての目が肥えてきて、自分の要求がさらにキツクなり、もっと時間を食うかもしれない…。
 先日購入しておいた、現在使っているメールソフトの最新版をCD-ROMからインストール。しかし、一番重要なフォント登録者から届くメールが文字化けしてしまう。日本語環境の設定メニューがどこを探しても見つからず対処できない。メーカーサイトを見たら訂正版がダウンロード可になっていた。それを再インストールしてあっさり解決したが、あまりにマヌケなメーカーのミスにしばし脱力。

09/26(金)
 大して変わりはない…と思っていた昨夜の水泳教室。今朝、まだ身体に疲れが結構残っていた。前のクラスは1コースに10人以上。今度のクラスは1コースに5人。泳ぐ時間とか距離が随分増えたようだ。
 7日に記した「組見本用創作文」の件。お酒に関する言葉が含まれていて、子供も使う製品に搭載する文章としてはマズイということで不採用。残念…。しかし、アメリカはこういうところの考え方がはっきりしているね。

09/25(木)
 昨晩11時ごろから本日の午前11時ごろまで、約12時間当サイトはアクセス不能状態だった。プロバイダ側の事故なのだが、何の事後報告もない。このプロバイダの不手際は、以前から某巨大掲示板でも指摘されている。昔は良心的に感じていたプロバイダなのだがね…。フォントの登録メールがひとつも届いていない朝。寂しいというより恐怖に近い感覚だった。
 初心者水泳教室。上のクラスでの練習。コーチも生徒も知った人ばかりで内容も大して変わりはない。私の苦手な、ビート板を手にしてのバタ足泳ぎはこのクラスではやらないようで助かった。でも来週は少しバタフライの練習をやるって言ってたな…。

09/24(水)
 昨日はほとんど一日中S書体Mにかかりきってみた。できることなら早く終わらせたい、という気持が心の隅にある。しかし、いざ文字と向き合ってキーボードとマウスを手にすると、作業に熱中し手が抜けなくなる。夕食後まで仕事しても30数文字の手直ししかできなかった。来年夏の頒布予定に間に合うか、ちょっと心配だ。
 PDFへのフォント埋め込みができる仕様のフォントなのに、そのPDFを配布する場合は別に料金を徴収するフォント会社があるそうだ。理解できない。
 午後、今度は放送業界の見ず知らずの方から電話。めずらしくマトモな感じの人だったのでしばらく話を聞いた。こちらも、テレビ番組の制作に某社フォントを使うと別料金を請求されるシステムに関しての相談。世の中にはいろいろなフォント会社があり、いろいろなやり方がある。自由競争の社会だからね。そのうち自然に淘汰されるでしょう。

09/23(火)
 休日なので朝から自宅でお仕事。9時前には毎朝のメールチェックやWEB情報探索も終わり、フォルクローレを聴きながらS書体Mウエイトを始める。
 テストプリントで一番目につくのが、太くなりすぎた文字。一括して太くすれば当然のように画数の多い文字は黒くツブレる。太くなったことで部首や線画が近づきすぎる部分も出てくる。1文字ずつデータを見ていけばラインが暴れてしまった部分も見つかる。太くなったことで文字全体のバランスも変わって見える。やはり1文字ずつ丁寧に直していくしかないのだ。
 素人が料理を作ると味見なんてろくにしない。食べてから、あ、ちょっと今回はしょっぱかったかな…で済んでしまう。でもプロの料理人は、毎日同じ料理を作っていても必ず味見をして確認する。そういう心構えはどんな仕事でも一緒だろう。S書体Mウエイト、長い旅が始まったようだ。
 某最新OSでの純正WEBブラウザで、思うようにフォントを指定することができない。ユーザから何度も報告がある事例だが、原因が判らず困っていた。とうとう昨日、そのOSとブラウザを開発している本社にメールで問い合わせた。結果は、純正WEBブラウザの仕様ということだった。欧文フォントでもファミリー内の1ウエイトしか使えないという返事だった。将来変更されると思うが、当方のフォントに問題があるわけではなかったので、ひと安心。

09/22(月)
 涼しいというか、寒い。あわてて長袖のシャツをひっぱりだしたが、ジャケットを着たほうが良かったかも知れないほどの冷え込み。母は元気。外へ行きたいらしい。具合の悪かった三兄は土曜日に普通の内科へいって、緊張とかを和らげる薬を服用してから体調よくなったようで、心療内科の予約はキャンセルしたという。勤務していた会社が6月に倒産し失職中というのも要因のひとつだと思う。
 無料頒布の登録システムについて不安と不満のコメントが届く。そんなにいやなら登録しなけりゃいいじゃないか。無料のフォントは使いたいが自分のメールアドレスは教えたくないのか。こちらの情報はさらけ出して7年も活動しているのだ。それでも信用できないのか。半分ぶち切れて返事のコメントを書く。生理が近いのかしら、ちょっとイラついてるみたいアタシ。
 そんなこんなで今晩あたりから始めようと思っていたS書体Mウエイトの調整作業は、やる気も時間もなくなってしまった。

09/21(日)
 きょうも雨は降り続いていて涼しい。上半身が半袖下着シャツだけでは肌寒く、昼頃から秋用の長袖のパジャマを着用。家人の使っているノートパソコン内の重要データを、無線LANを介して私のiMac内にバックアップする作業。前からきちんとバックアップしなければと思っていたのだ。iMacには保存容量がたっぷり余っているし、このやり方ならケーブルも機器も必要ないので楽チン。
 アニトフォントにオマケでつけていた1バイトフォントの意味が無くなったので、商品版のデータ内容を変更する作業。明日ベクターへ郵送する。無料版のほうはすでに対処済み。べつに急いで変更をしなくてもいいのだが、これから先も当方の頒布フォントは増え続け、ユーザも増えるはずだから、混乱を招くようなコトは早めに処理しておく。

09/20(土)
 ここ何日かの暑さも治まり朝から涼しいが、台風が近づいているせいか昼前から激しい風雨。水草を整理してすっきりした水槽に魚を足そうと熱帯魚店にいく予定だったが中止。午後1時ちょっと前に地震あり。関東地方に大きな地震が発生するとの予想を耳にしていたのでちょっとドキッとする。行政機関からの災害時対処情報などが以前より増えた気がする。何かいやな感じ…。
 10日前から、フォントを購入されたある方のサポートをずっと続けていた。どうしても使えないという。Windowsでのフォント関連対処法をすべて試してもらうが効き目がない。メールのやりとり約10回。Windowsを再インストールしたらすべて解決したと本日連絡があった。こちらのフォントに不備があったわけではないが、購入したのに使えない…という人を突き放すわけにもいかないよね。

09/19(金)
 一週休んだあとの昨夜の水泳教室。私が属するグループの練習内容はレベルダウンしていた。虚弱体質の私としては願ってもないことだ。余裕をもってゆったりと泳ぐことができた。しかし練習の最後に、佐藤さんは来週から上のグループへいって、とコーチに言われてしまった。いやだな…。来週さぼらなけりゃいいけど。
 夕食後のS書体のMウエイト制作。この辺までは素人でもできる領域だったが、そろそろプロとしての仕事に入る。まずは選択した漢字2文字の精緻化。完成したその2文字を、すべての漢字1文字ずつの上下左右に並べてプリントする。一括して太くした他の漢字が、どの程度基準の漢字の太さ(黒さ)と合っているかを確認するために。

09/18(木)
 某フォント関連会社サイトのサポートが最低だと某フォントサイトに記されていた。よくあることだ。WEBサイトを作ったのに担当者がいない…という会社が結構ある。質問メールを送っても返事がこない。寄せられるメールなんて誰もチェックしていないのだ。WEBを重要視していないのだろう。顧客を馬鹿にしている、その会社の体質が見えてくる。ユーザからの苦情とか質問を受ける部署には、社内で最も優秀な人材を配置しなくてはいけない。どの部署でも使えなかった余った人材をサポート担当に回してるような会社は先が知れている。
 S書体のMウエイト制作。昨晩は漢字すべてを一括して太く処理した。今夜は、画数の少ない漢字とちょっと多い漢字を各1個選び、Mウエイトの太さの基準を決める作業。

09/17(水)
 母は元気。しかし、母と同居している三兄の体調が思わしくない。ここ一週間ろくにモノを食べていないようだ。普段から食が細く、食べることにあまり興味が無い人なのだ。同じ母から産まれたのに、一食ぬくと「死ぬほど腹へった」などとほざく私とは随分ちがう。ある種の拒食症のような気もする。ネットで区内の心療内科がある病院を調べ、一度診てもらうように彼に薦めたが…行ってくれるかな。
 とうとうS書体のMウエイトを作り始める。いつごろ完成するかな…。元になるLがあるから、最初から作り始める場合よりはずっと短期間で済むはずだ。半年ぐらいで終われば嬉しい。

09/16(火)
 昨晩、太さの試作と検討をして決めたはずのS書体ファミリー化計画。きょうの昼間、事務所で総合書体Dの制作中に考えを改め(他書体のこと考えてるのか〜)、計3つの予定だったS書体のウエイトを4つに変更した。
 夕食後さっそく試作しプリントを眺める。明日の晩から本格的な制作を始めよう。

09/15(月)
 午前中、かなりの時間をかけて熱帯魚水槽の水草整理。午後はロシアリクガメを連れて母の住まいへ。帰りは、東武線に乗り入れた半蔵門線を初めて利用して錦糸町へ回り本1冊購入し日本蕎麦屋で夕食。きょう一日、朝から結構ハードに身体を動かしたがそれほど疲れてはいない。体調イイようだ。
 来年夏の頒布フォント。ファイルやフォルダの準備、そして太さの試作と検討。この段階あたりまでは楽しいと言えるのだが、実際の制作が始まると心の中はそういう次元では無くなるから…いまだけだね、のほほんとしているのは。今週中に準備を終わらせて来週から本格制作に突入する。

09/14(日)
 昼間は家の中の片付けごと。セプテンバー関連の仕事が一段落したので、家の中の様子を見る余裕が少しできた。あちこちと片付けたい個所に気づく。ここに住み始めてもう15年…。必要のないものがたくさん溜まっている。家の中も少しは整理しないとな…。
 冬の頒布予定フォントは、無料版商品版ともフォントデータ自体は完成。あとの作業は時期が近づいてからでいいだろう。さぁ。来年夏の頒布フォントのことを真剣に考えなければ…。

09/13(土)
 下腹の鈍痛おさまらず不快。心の中にも倦怠感のようなものが少し芽生えている。なにもやる気がせず午前中はベッドで読書。ほんとは眠りたいのだけれどなぜか眠れない。昼食後風邪薬を服用してベッドへ戻るがやはり眠れず…。薬のおかげか腹痛も治まったので夕方から起きて冬の頒布予定フォントの確認版(Mac用)作成。自分のパソコンにインストールしてしばらく使ってみることにする。未読の本も無くなり、一度読んだ本をひっぱりだして読み直したりして過ごす。心身ともにちょっとダレている。

09/12(金)
 体調やっと復活。きょうも暑い。総合書体D、今月前半のノルマを終わらせ、旅行情報誌ロゴ1点。
 帰宅途中、10分で済む床屋で散髪(シンガポールのチャンギ国際空港内にもお店を出したんだって)。昼間暑かったせいか夕食時に水分を取りすぎたようだ。食後お腹の調子をくずしてトイレ好きになる。今晩も早めに寝ることにする。

09/11(木)
 ………はい、みなさんの予想どおり体調悪いです。でも朝9時頃には事務所に着いて、ちゃんと仕事はしています。空は青く、私をいじめるように太陽はぎらぎらと照り付け、入道雲が白く輝いています。夜の水泳教室は休みます。夕食後すぐにベッドへ直行して横になりました。とてもよく眠れました。

09/10(水)
 昨日は日記を忘れていた。冬の頒布フォントデータ作りに没頭していたから。
本日は、午後7時から新宿歌舞伎町の台湾料理屋さんで「某社から仮名書体を発表したNさんとNさんの元同僚の人たちとお祝い宴会。書体の話で大いに盛り上がり、タクシーで帰宅」。カギカッコの中は参加者の一人が事前に日記用に送ってくれた文章。ほとんどそのまま使わせていただきました。
 いろいろと面白い話もあったのだけれど、夜も遅いしアルコールも大量に摂取しているし疲れているしタクシーに乗ったけど、途中から駅の階段を駆け登って結局はJR最終電車に乗って亀戸まで帰ってきたし……もう2時過ぎてるから寝てもいいですか…。

09/08(月)
 自宅で夕食後にやる仕事…。さぁ、何にするかな。冬の頒布予定フォントにするか。このフォントを頒布することはすでに決めてあったことだから、すぐに作業にかかれる。必要なデータはすべて揃っている。とりあえずフォントデータを完成させて、余裕をもって冬を迎えることにしよう。
 ロシアリクガメの寝室屋根に草を植える試みはまた失敗した。購入してきた土が悪かったのか、土にカビが生えてきてしまった…。ほんとにこの分野には才能ないね。

09/07(日)
 ベクター料金システム変更のために、コチラの無料版データ内テキストを対応させる作業はやっと終わった。無料頒布を始めてから5年と8か月。頒布フォントも少しずつ増えてきた。古い体質のフォント業界に、少し刺激でも与えてやるかと軽い気持で始めたことが、いまでは私の仕事の中心になってしまった。
 ベクター・プロレジの販売ランキング。セプテンバーフォントは、Macintosh部門で、発売日からずっと上位に位置している。Windows版の方は、常にMac版の倍近く売れているのに、Windows部門ランキングでは20位にも入れない。Macintoshユーザの市場の小ささが良く判る。
 本日、Macintosh IIcxを廃棄処分。これで、自宅と事務所の不用パソコンはすべて無くなった。そろそろ写植機の処分について本気で考えることにする。

09/06(土)
 明日9月7日は、セプテンバーという書体名の由来である友人の命日。一日早いが、フォント完成報告墓参りということで多磨霊園へ。
 彼が亡くなったのは5年前。本人の遺志で表だった葬儀は行われず、後日彼が住んでいた秋津の家に焼香にいった。すでに焼かれて灰になってしまった彼の姿に、私は言葉を忘れ何も考えられず、帰りの電車では窓の外をただ眺め続けていた。車窓というスクリーンいっぱいに映っていた、美しい秋の夕暮れ空。それだけが記憶に残っている…。掲示板「九月の空」のタイトルには、そんな思い出が反映している。
 偶然なのか…。13年前、彼に依頼して作ってもらった「組見本用創作文」に対し、某社から本日オファーがあった。数か月後、彼の作った文章が、多くの人の目に触れることになるかもしれない。

09/05(金)
 昨年末まで事務所で稼働していたパフォーマ6260というパソコンを、廃棄業者に引き取ってもらった。来月からパソコン廃棄の法律が変わり廃棄価格が高くなりそうなので処分を決めた。自宅でほこりを被っているIIcxも同じ業者に処分してもらうつもり。
 自宅で夕食後、10日ごとの登録者集計を済ませたあたりで眠くなってきた。昨晩の水泳教室の疲れが残っているようだ。相変わらず虚弱体質なボク。

09/04(木)
 朝、めずらしく事務所へ4枚のファクスが届く(ウチのファクスは月に3枚程度しか出力しない)。なんだろうと内容を見ると、タイ王国が日本国内のタイ料理レストランの情報を集めたCD-ROMを作るそうで、当方にも情報を提供して欲しい…ということだった。
 ちゃんと政府の証明付きで本当の依頼のようだ。でもなんでウチにこんなファクスがくるんだろう…。タイ料理は好きだし、いくつかのレストランで食べたこともある…。このサイトの掲示板でタイ在住の人から書き込んで貰ったこともあった。でもファクス番号を教えたりした記憶はない。これは単純な間違いファクスだな、と放っておいた。30分ほど過ぎたころ突然気づいた。ウチの社名だ。有限会社タイプラボ。頭にタイという文字が付くから…何かタイ関係の仕事をしてると思われたのだ。たぶん…。
 何で調べたかわからないが、タイ〜という名の事業所には皆おなじようなファクスが届いたかもしれないな。「タイ・プラボ」という言葉には、タイ語で何か食べ物やさん関係の意味があるのかもしれない。ははは、なんかつまらないことダラダラと書いてしまった。
 今晩から秋の初心者水泳教室が始まった。定員100人なのに参加者は40名ほど。コーチも4名になり、クラスも4つだけになった。参加人数が減れば、内容も乏しくなり、生徒達も不満を感じてくる。坂道をころがり始めた石を止めることは難しい。このままでは破綻するだろう。なにか形を変えて出直すしかないだろうな…。他人の事だけど。

09/03(水)
 夜に自宅で進めている無料フォントダウンロードデータ内のテキスト変更。ようやく半数ぐらいは改訂が済んだ。修正は1ダウンロードデータに対し2個所だけなのだが、フォントと一緒に圧縮し直し、ひとつずつネット上にアップロードしていく。ファイル名とかミスの無いように結構気を使って神経が疲れる。
 きょうの昼間は落ち着いたと思われたウイルスメール、午後8時過ぎからまた多くなってきた。

09/02(火)
 事務所のパソコンにも当然ウイルスメールはやってくる。午前中、とうとうパソコンの反応がおかしくなってきた。私が使っているパソコンはMacなんだから、今回のようなウイルスには感染するはずはないのにどうしたんだろう。無用なウイルスメールはある程度溜まれば削除してるし…。しばらく調べて、あるHDの容量が一杯になっていることに気づいた。
 メールに添付されて届くデータは、仕事の管理上メールデータとは別のHDに保存するようにしていたのだ。その添付データ用のスペースが先月からの大量のウイルスメールについてきたデータで一杯になって、それ以上データを受け取れずに不調になってしまったようだ。元メールを削除したら、添付されてきたデータも消去するように設定するか…。
 窓の杜月間アクセスランキング。セプテンバーの記事は8月の3位という結果に。

09/01(月)
 午後2時すぎから怒濤のように押し寄せるウイルス系メール。通常のメールの1に対し7〜8倍のウイルス添付メールが届き続けている。なんだかやる気がなくなってしまう…。

08/31(日)
 ロシアリクガメ飼育ケースのなかに彼の寝室がある。木の皮かなにかで編まれたカゴをひっくり返し、出入り口用の穴をあけたもの。その屋根に何か草を植えてちょっと自然な雰囲気を作ってやろうと、半年ぐらい前に一度挑戦したのだが結果は失敗に終わっている。私が育った家に草木が植わった庭がなかったせいか、植物の生育経験が少ない。水をやりすぎて枯らしてしまったり…とっても下手だ。2度目の今回は少し勉強したし、思ったとおりの土も手に入ったからうまくいくと思うんだけどなぁ…。
 ベクターでのフォントダウンロード販売。明日9月1日から料金システムが少し変わる。購入者にとっては手数料100円が不用になり、コチラの収入はこれまでより7%減る。そのマイナス分を商品価格を上げて補う手もある…。でも、価格を上げるつもりは全くない。このままの価格でやるしかないだろう。ただ、各無料版ダウンロードデータ内の商品版購入に関する文章を改訂しなければならない。明日から夜はその作業だな。

08/30(土)
 なんだか風邪ぎみのようで朝から鼻水っぽい。風邪薬を服用して午前中はベッドで毒書(変換間違いでこういう字になったけど、真実かも)。
 家の用事で外出、というか雑用かな。夜はセプテンバーフォントの自己主催お疲れ様納会。地元のS。この店、相変わらず一人分の席が狭いのが難点。ちゃんとした板前さんの創る料理はやっぱり旨い。注文したもの、ひとつとしてはずれが無い。美味しいものを腹いっぱい食べて満足。安いものにも高いものにも特にこだわりは無い。その場で自分にとって美味しかったり楽しかったりすればイイのだ。立ち食いソバも、ホントの蕎麦も、両方ともしっかり楽しめる人でありたい。

08/29(金)
 事務所での今月のノルマはなんとか達成。しかし雑用を処理する時間は得られなかった。雑用は来月に持越しだな。昼間の自分にとって、総合書体Dの制作以外は全部雑用扱いだ…。
 セプテンバーの購入者は相変わらず多い。1年以上前から販売しているあられの購入者数を2週間で追越し、9月か10月中にはアニトの購入者数も追い抜く勢いだ。登録者数に対する購入者の割合もセプテンバーはダントツに大きい。売れる書体・売れない書体って、こんなに差が出るものなのか…。商品としての書体。そういう視点も、書体デザイナーには必要だと思う。

08/28(木)
 10分で済む床屋へ行こうと早めに退社。しかし店の前には順番待ちの人が並んで椅子に座っていた。5時前だというのに皆どうしたの? 本日は散髪を諦める。6時からは自主水泳教室。のんびりダラダラと水遊び。来週からまた初心者水泳教室が始まる…。
 見ず知らずの人から「質問」とかの表題で直接メールが届く。よくあることなのだ。当方の関係している書体とは全く関係ない、他社の書体の質問が書かれていたりする。ほとんどが質問者の仕事がらみである。自分の情報が足りず、仕事が進まないのでコチラに頼ってくるのだ。仕事の当事者間で疑問があったら、すぐに相手に聞けばいいじゃないか。その場では判ったふりしてカッコつけて、あとで見ず知らずの人を頼るんじゃない! 知り合いには恥ずかしくて聞けないが、知らない人なら恥ずかしくないのか、最低だな…。
 とても暇で心に余裕があるときはきちんと答えられるかもしれない。でも人にモノを教えるってのはスゴく大変なのだよ。もしも間違ったことを教えたら大変だから、記憶している情報でも、一応は確認しなければならない。私がウソを教えた…ということが広まっても困るからね。メールで質問するのは簡単だが、答える側にどれだけ負担が掛かるか、少しは想像して欲しいよ。そういう質問を受け付ける掲示板もアチコチにあるし、公開されている掲示板のほうが情報も多く得られるだろうに…。

08/27(水)
 これといった夏休みはとらなかったが、体調のせいで2日ほど休んだか。総合書体Dの8月後半のノルマ消化が危うくなってきた。少しずつ雑用も溜まってくるしなぁ…。フォント関係のメールマガジンに紹介されたので、本日夕方からアクセス数がほんのちょっと伸びている。

08/26(火)
 はじめてのフォントページに、解凍に関する情報を少し追加。Windowsに最初から解凍ソフトが入っていないのがツライよな、初心者には。
 そろそろ次に何をするか考え始める。自宅での夕飯後の仕事のことだ。冬の頒布フォントは決定している。大した手間はかからない。ひと月前からで充分間に合う。今年中に開始するか年が明けてからにするか思案中。セプテンバーが好評なので、来年の予定を少し変更し、セプテンバーのもう少し太いやつの制作を始めるかも…。

08/25(月)
 体調なんとか戻る。まだ食欲がないが…。午後、母の見舞いに外へ出る。なんか東南アジアの夏のようなキツイ陽射しと暑さ。歩いていると頭がボ〜っとしてくる。風が吹き抜ける涼しい木陰で昼寝とかしたいなぁ…。
 10日ごとのトップページ登録者集計。セプテンバー頒布ページに「連想されるイメージ」追加。

08/24(日)
 激しい二日酔いで夕方までベッドから起きられず…。
昨晩、今年はまだ一度も店を開けていない鐘ケ淵の行き付けの店を勝手口から訪問。久しぶりにママさんの顔を見る。まだ店を再開する体調にはなっていないようだ。簡単に挨拶を済ませ、予定通り1軒目のHへ向かう。
 まだ夕方5時を過ぎたばかり。Hののれんはまだ出ていなかった。踵を返して駅近くのDに入る。縦に細長いカウンター席だけの店。あのころは客が一杯で2階の座敷まで利用していたのだが今は客は私たちだけ。店もやる気なし。頼んだメニューの半分は「できません」とことわられる。生ビール2杯、マグロ海苔巻き、シラスおろしだけで店を出る。すっかりダメな店になってしまったようだ。
 つぎはモツ専門のG。当時より店構えは立派になっていた。店の外にあった朝顔便器だけのトイレも、ちゃんと店内から行けるようになっている。旦那と奥さん二人だけで切り盛りしているのは変わらず。旦那がちょっと太り、奥さんも少し幸せそうな顔になったか。当時この奥さんは背中に子供を背負いやつれた顔で店に出ていた。
 メニューは当時と同じようにモツばかり。チュウハイとホッピーを交互に呑む。ガツ酢、とんちゃん焼き、大串焼き、ピーナッツ、レバ差し、たたき(生肉)、ラッキョウ塩漬。
 3軒目は鐘ケ淵通りと水戸街道の交叉点角にある店。店の名は知らない。馬肉を食べによく来てたんだけど、現在は馬肉の良いのが入手しづらくなったので馬肉メニューは休止中とのこと。チュウハイ、泥鰌鍋、モツ煮込み、枝豆、キュウリの古漬け(うまかったよ〜)…、あとは何を食べたか憶えてないなぁ。結構ヘロヘロ状態。ここのトイレも店の外にあるのだけど、ちょっと変わっている。店を出てすぐ脇の壁にまるで掃除道具収納庫程度の小さな扉がある。その扉を開けると朝顔便器があるのだ。当事者は道に立ったままその扉の中にオシッコをすることになる。立ち小便するのと殆ど変わらない状況のなんとも省スペースの男子専用トイレなのだった。下町居酒屋紹介などにもよく出てくる今では有名店。
 かなり出来上がってしまった二人だが、もう一度最初のHへ戻る。暑さもあってかなりヨレヨレ状態。何を飲んだか何を食べたかもう記憶がない。客の中にYの知り合いがいたようだったな。
 電車に乗って帰ろうとして途中で終電になってしまったのか、最初から歩いて帰るつもりだったのか定かではないが、暑い夜の道をてくてくと一人で歩いている。酔いのせいかいつまで立っても家につかない。道を間違える…。疲れ果てて最後はタクシーに乗った。
 セプテンバー頒布作業が一応終わったことと、中学時代仲が良かったYと一緒ということでかなり気が緩んで飲み過ぎた一夜だった。二日酔いがつらく、もうお酒を口にするのはやめようかと思った。
 秋に刊行されるフリーフォント関係のCD-ROM本に、当方のフォントを収録したい…という問い合わせメールが届く。いまのところそういう気がないので答えはNOなのだが、返事は24日までに寄越せだって。メール発信日時は24日午前じゃないか こんな大事な用件を、休日に問い合わせて休日中に返事をもらおうなんて、こいつらホントに何を考えてるんだろう。

08/23(土)
 熱帯魚水槽、浄化装置のメンテナンス。夕方鐘ケ淵でYと待ち合わせ。名刺を渡した後は、二人で34年前のあの居酒屋はどうなってるんだろうツアー。

08/22(金)
 一時は治まったと思われたウイルスメールが、まだ何通も届く。当サイトの累積アクセス数が300万を越えた。
 購入者向けのページを作ったので、その手の質問はかなり減った。こちらで打った手の効果がすぐに反映するので、やりがいはある。今回の頒布で、情報不足と思われる部分がまたひとつ見つかった。パソコン初心者が皆つまづいてしまう、ある問題。うまく対処しておかなくては…。ときどき走る頭の痛みは、あまり気にしないことにした。

08/21(木)
 朝から事務所でまじめにお仕事。腰も中途半端だし頭もときおり痛む。気分転換に夕方から自主水泳。無理せず適当にだらだらと水の中を泳いだり歩いたり。腰はずいぶん楽になったようだ。
 メールアドレス整理終了。さぁ、セプテンバー頒布に係わる仕事の片付けを明日と明後日で終わらそう。

08/20(水)
 昨日の夕方ネットを通じて長野県某所に発注した友人Yのカラー名刺が、午前中に届いた。完全データ原稿をこちらで作りこんだから実現した結果だが、別に急いでと注文したわけではない。品質もかなりイイし価格も驚くほど安い。古い体質や考え方から脱却すれば、こんなビジネスも成立するのだ。ほんとにスゴイヨ。
 午前11時すぎからウイルス添付メールが続々と届きだす。世界各地のメールサーバーからも警告のお知らせメールがたくさん届く。発信人まで他者になりすましたウイルス添付メールが今回も増殖発信されているらしい。当方ではWindows環境でメールの発着信は絶対にやらないから、ウイルスの心配はないのだが、そのたびに削除するのが面倒くさい。夕方にはかなり少なくなってきたようだ…。
 昨晩からときおり頭を痛みが走る。頭の中ではなく、頭蓋骨の外側なんだが…。体調が悪いときにたまに出る症状だ。集中力が殺がれて仕事が進まないので午後2時前に帰宅し横になる。

08/19(火)
 一時はあきれるほど多かったアクセス数。ここ10日ほどは、セプテンバー頒布前のごく普通な状態に戻っている。
 あともう少しでメールアドレス整理が終わる…。

08/18(月)
 旅行情報誌ロゴ1点。友人Yの名刺。総合書体D、月の後半の作業開始。
 寝たままだと筋力が衰えるからと昼間はできるだけイスに座って身体を起こしている母。お尻に小さな床ずれのようなものができていると今日聞かされた。ムズカシイもんだね…。

08/17(日)
 昨日は3時間ほどだが事務所で仕事をした。総合書体D、8月前半のノルマを達成したので心は少し軽くなる。殆ど毎晩やっている、宛先不明で戻ってきたメールアドレス整理も75%ぐらい終わった。この分なら今月中に終わりそうだ。
 腰の調子を気遣いながらカメの飼育ケースの大掃除。

●最近読んだ雑誌形式以外の本
・彼のバターナイフ
 内田春菊のエロ漫画…けっこう好き。
・被差別部落の青春
 西日本に多い問題らしいが…。私が育った東京下町では、朝鮮半島出身者に対する差別意識のようなものがあった。とくに親の世代には。親から子に伝わるからやっかいなのだ。今の私にそういう意識はまったくないけど。
・「通販」だけがなぜ伸びる
 私がやっているフォント頒布も、考えてみれば通販だから読んでみた。どうってことのない内容だったな。
・ネットのパン屋で成功しました
 若い人の成功例としてかなり話題になった店らしい。若さ故か文章がつまらない。内容も当たり前すぎて…。
・グレートジャーニー「原住民」の知恵
 私の好きなジャンル。彼らの考え方や生活の知恵を、私たちも学び直さないと…。
・文藝別冊 ナンシー関
 もう、彼女の芸能やマスコミに対するスルドイ批評を目にすることができないのだ。
・食あれば楽あり
 醗酵食品の権威である食いしん坊の著者による食べ物エッセイ。ただひたすら、うらやましい…。
・なまけものになりたい
 妖怪漫画家水木しげるのエッセイ。漫画より文章の方がずっと面白いし好きだ。
・日本人の清潔がアブナイ
 花粉症やアトピー症は、キレイになりすぎた日本人の生活環境が原因と主張する寄生虫学者の本。私もそう思う。
・ずばり!ホントの値段
 私もフォントという商品を作って販売している立場なので、価格の仕組みということもすこし勉強しようかと…。
・MacOS9パーフェクトガイド最終保存版
 私が使っているパソコンOS(最新ではない)のガイド本。もう雑誌に情報が載らなくなりそうなので、虎の巻として購入。

08/16(土)
 昨夜の暴飲暴食のツケが身体に残っているので午前中は休養。きょうも雨は降り続いている。午後からは仕事場へいくつもり。総合書体D、昨日休んだ分を取り戻さなければ…。

08/15(金)
 腰の状態はかなり良くなる。昨夜はしゃがむこともできず、浴槽のふちに腰掛けてシャワーを浴びた。滑りおちた石鹸を拾うこともままならず、ヘアシャンプーで全身を洗った。トイレもかなりつらかった。アヘとかウォとかアィ〜ンとか、なにか勘違いされそうな声を発しながら生活していたのだ。
 朝から雨も激しく降り続いているし、腰も不安なので仕事は休むことにした。夕方から母の家で次兄夫婦・妹夫婦らと宴会。

08/14(木)
 激しい二日酔い。なんとか事務所へいくと、新宿のYさんから暑中はがきが届いていた。私に気をつかってか、セプテンバーを使ってデザインされている。しかし、よく見るとある文字の一部分の形状がオカシイ。
 その文字は2個所使われていて、どちらもオカシクなっている。うゎ、今回のセプテンバー頒布に関しては大したミスもなく、うまくやれたなぁ…と思っていたのでショック。あわてて自分のパソコンでその文字を確認してみる。無料版も商品版も異常なし。Yさんに電話して確認。彼がデザイン過程でミスして文字の形状が崩れてしまったことが判明し、ほっと胸をなでおろす。
 仕事場で突然ぎっくり腰が発症し左足が不自由に。立つなら立ったまま、座ったら座ったままなら痛みはないのだが、自由に座ったり立ったりできない。困った…。仕事を切りのいいところで終わらせ、3時頃すり足状態で帰宅。とっても不便。生活に支障あり。寝てれば直るかしら。

08/13(水)
 春先に秋葉原で一緒にフキノトウ採取をした中学時代の友人Yが事務所へ来る。名刺のデザイン依頼だ。25年ほど前に、彼がいつか独立したときのためにデザインしておいたシンボルマークがやっと役に立つ。はるか昔の話を肴に、お盆休みで客の少ない居酒屋2軒で痛飲。私が初めて借りたアパートが、4畳半だったか六畳だったか、いつか日記に書いたとき迷ったと彼に言ったら「あの部屋は3畳だったよ」と答えた。え〜、あの部屋そんな狭かったのか…。そのころ奴は高校の建築科に通っていたし、いまも建築業界で生きているんだから、彼の記憶のほうが正しいだろう。

08/12(火)
 4月以後注文が無かったからもう終わったかと思っていた旅行情報誌ロゴ2点。急がされてやったはずの仕事だが、相手が夏休みモードに入ってしまったのか返答が遅い。
 昨晩読んだ女性漫画雑誌にセプテンバーが使われているのを発見。イラストがメインの小さなコラムのタイトルに使われていた。フォント頒布からまだ2週間。私が目にした一番早い使用例だ。そういえば、あられも国土交通省の観光月間ポスターに全面的に使われているのを発見。
 電話の多い一日だった。フジテレビ「トレ○○の泉」関係者から、ゴシックと平成ゴシックはどんな関係だとか、平成ゴシックは線が一番長いのは本当ですかとか、質問の意味さえ理解できないような問い合わせがあった。突然電話してきた、その相手の喋り方もだらだらとしていて、テレビ制作者たちってこんな馬鹿ばかりなのかとブチ切れて、終始怒り口調で冷たく返答する。たぶん同業の誰かのところへまた電話したことだろう。仕事のネタ探しとか事実確認なんだから、今度から開口一番「30分5000円請求します」と言ってやろうか…。

08/11(月)
 無料のフォントを試さず、いきなり商品版を購入する人がいる。ありがたいことである。しかしちょっと心配もあるのだ。
 無料版の登録をし、そのフォントを使ってみることで、「メールアドレスなどの情報をを正しく入力」「届いたメール内の情報からWEBサイトへアクセス」「圧縮データのダウンロード」「データの解凍」「システムへフォントをインストールする」というフォント購入時の予行演習ができるのだ。
 無料版をうまくダウンロードできなかったり、パソコンにきちんとフォントをインストールできない人が、商品版を購入しても無駄になってしまう。お金を支払ったのにフォントが使えない…という方へのサポートが一番やっかいなのだ。もちろん当サイト内に初心者向けのページも用意してある。知識や経験の少ない方は、無料版からトライして欲しい。

08/10(日)
「そちらの頒布フォントは、なぜOpenTypeにしないんですか」というコメントがたまに寄せられる。TrueTypeなら日本中のパソコンの98%ぐらいで使用できるが、OpenTypeだったら20%ぐらいのパソコンでしか使えないだろう(憶測)。
 OpenTypeにして、わざわざユーザの数を減らしても仕方がない。現在の状況と当方のフォント文字種では、OpenTypeに何のメリットも私は感じていない。TrueTypeに何かデメリットがあるわけじゃないんだから、当方の頒布フォントは当分TrueTypeなのだ。

08/08(金)
 無料フォント登録時のコメントに「このフォントでメールを送って相手を喜ばせたい…」と書いてくる人がかなりいる。いまのメールソフトではフォントイメージまで送れないんだけどな。教える人が悪いのか。誰も教えていないのか。メールの仕組みについて何も考えない、その本人が一番いけないんだけど。
 ファクシミリが何度も送られてくる。それも同じものが…。どうしたのかと相手に電話で訊ねると「何度送信しても、原稿がそちらに送られずに、ココに残ってるものですから…」と相手は答えた。昔そんな笑い話しがあったが、メールとフォントの関係も、その仕組みを知らないと笑い話しになってしまう。
 たぶん何年か後には、フォントイメージまでも簡単に送れるメールソフトが出現するだろう。しかし、ファクシミリと同じように、相手も同じ機能をもったメールソフトを使わなければ、送られてきたフォントイメージを見ることはできないだろう。普及するまで時間がかかりそうだ。もちろんデータ量はいまより増えるしね。

08/07(木)
 水泳教室の仲間のオネエサマたちと新小岩駅近くの豆腐料理屋で暑気払い宴会。プールではスッピンで裸に近い状態で会っている彼女たちの口紅を塗ってスカートを着用している姿にちょっとビビる。次から次に出てくる料理を食べ続けること2時間。いつも気ままに自分のペースで飲み食いしている自分には、こういうコース料理はキツイ。お腹がいっぱいで2軒目にいく気力なし。真っ直ぐ自宅に帰る…。あれだけ食べて870kcal。ヘルシーなんだって…。でも私はビール3本ぐらい飲んだからな。

08/06(水)
 アドレス不明で戻ってきたメールをチェックして、こちらのアドレスデータから削除する作業、今夜から本格的に始める。いやぁ本当に目が疲れるし、つまらない作業だ。今月中に終わればウレシイ。

08/05(火)
 きちんと出勤して事務所で仕事をしていたが、だるくて眠くてどうにもならず、午後2時頃帰宅し横になる。睡眠時間は普段と同じくらいとっているのだが、アルコールを摂取すると肝臓や腎臓や胃や腸やいろいろと身体の中も疲れるみたい。
 トップページ10日ごとの集計。セプテンバー登録者数は初登場で軽く5000を超えた。窓の杜、8月第1週記事アクセスランキング1位。

08/04(月)
 午後、兵庫からMさん上京。事務所で少し話したあと、場所を替えて冷たい生ビールを飲みながらのフォント談議。
 夕方からはHさん宅で、毎年恒例の荒川花火大会を眺めながらの夕食宴会。Hさんの会社に就職した0さんも元気そうだった。食べて、飲んで、飲んで、飲んで…おしゃべりをして、すっかり酔っ払ってタクシーで帰宅。

08/03(日)
 さぁ夏本番か。仕事をするにはエアコンを起動しなければ耐えられない暑さになってきた。溜まっていた本は大体読み終わる。夏のフォント頒布、少しずつ事後処理を始める。
 セプテンバーフォントの頒布開始からちょうど1週間。セプテンバー無料登録者の数は4600ほど。きょうは登録メールも購入者数もずいぶん減って落ち着いてきた。

08/02(土)
 朝おきたら鼻水がちょっと出ていて腹も少し痛い。窓を開け夜風を入れて寝ているせいで風邪をひいたか。昼から事務所でちょこっとWEB改訂作業。
 セプテンバーフォント頒布に係わる作業は大体終わったようだ。宛先不明で戻ってきた大量のメール処理はまったくしていないが…。これは今月いっぱいぐらいかけてのんびりと整理するつもり。
 身体がだるいので今夜は早めに寝ることにする。本も読みたいし…。

08/01(金)
 自分で頒布しておいて、その反響に驚いている。頒布開始から7月末までの5日間で100個のセプテンバーが売れた。大手フォント販売会社だったら微々たる数字だと思うが、宣伝広告費いっさいナシ、個人で制作と運営まで…という状況では良い数字だと思う。もちろん、これまでのユーザ宛てにDMを3万通以上発送した直後の反応であって、こんな結果がずっと続くわけは無いのだが…。
 いままで無料のフォントだけを利用していた人達も、今回のフォントは購入したい…というコメントが多い。人それぞれ、心の琴線を刺激するモノにはキチンとお金を払ってくれる事がよく判った。たいして欲しくないものには、お金は払わないのだ。当たり前だけど…。
 100人にひとりぐらいは「セプテンバーができるまで」を読んでくれているようで、こちらも嬉しい。あのページの作成は途中でエネルギーが切れて、フォント制作途中の情報量が足りないとは思うが、フォント制作とはどういうものかが、それなりに伝えられたと思う。毎日少しずつ文章を直したりしているけど…。
 ベクターでの購入について、同じような質問が多い。こちらからの情報が不足してるってことだ。明日は事務所で、対処ページを作るかも知れない。
 カウンターは一日に2度ほど壊れる(もう馴れた)。自分のサイトのトップページなんて普段は見ないから気づくのが遅れる。本は買うのだが読むひまがなくベッド脇に重なっている。

07/31(木)
 きょうもカウンター壊れました。夕方「窓の杜」に紹介されてしまった…。Mac系の情報サイトにも一昨日だったか紹介されてしまった。登録ユーザには優先的に知らせてあげたいから、このDMの発送がすべて終わってから、外への広報活動をしようと思っていたのだ。各メディアも目ざといね。あ、彼らのなかに購入もしくは登録ユーザがいるってことか。しかたないな。
 しかし、窓の杜の記事を見て当サイトを訪れ無料フォント登録する人達の、品のなさ…というかマナーの悪さというか、タダなんだから早くヨコセ…みたいな、そういう人が多いのにはちょっと閉口する。
 事務所で進めている総合書体Dは今月分も予定通り終了。午後3時自宅へ戻り案内DM発送作業。6時ちょっと前になんとかDM発送すべて終わる。6時から自主水泳へ。
 セプテンバーの名前の由来についての質問多し。頒布ページからリンクをたどればちゃんと記してあるのだが、そういう質問をする人に限ってどこも読んでいない。あちこちに書くことではないという気もあるのだが「セプテンバーができるまで」に書体名のことを追加。

07/30(水)
 登録者向けのDM発送は、残り30%ぐらい。きょうもアクセスカウンターが一度壊れた。
 7月も残り5日という中途半端な日曜の午後に頒布を開始したわけだが、セプテンバーL商品版の売れ行きは私の予想以上。たった数日のセプテンバーL販売だけで、いつものひと月の売り上げ高を軽く超えてしまった。

07/29(火)
 登録者向けのDMは、まだ30%ぐらいしか発送できていないのに、新フォントの人気は高いようで、続々とセプテンバーの登録メールが届いている。おかげでアクセスカウンターが一度壊れてしまった。
 DMは、やっと40%ぐらい送れたかな…。今夜はここまで。

07/28(月)
 月曜は母を訪ねる日。家事一切してはいけないと言われてタイクツしている母へ、先週は折り紙と折り方の本を持っていった。あまり気が乗らないようだった。きょうはお手玉を持っていった。これは気にいってくれたようだ。
 夕食後は、フォント無料登録者向けのDM発送開始。なぜかあまり調子よく送れない。この分では全部送りきるのに5日ぐらいかかってしまうかも…。昼間やっている総合書体Dに支障のないよう、DM発送は夜だけやることにしてある。発送をあせる必要はないのだ…。

07/27(日)
 トップページの更新をして朝9時、新フォント頒布開始。前回、新フォント頒布案内メールを発送したのは4月の9日。その日から今日の朝までに届いた登録者や購入者のアドレス整理を始める。
 午後1時少し前、これまでに当サイトのフォントを購入してくれた方達約1000名に案内メールを発送。5分もしないうちにベクターから購入の報告メールが届きだす。メール発送後2時間で10本売れてしまった。日曜日のこんな時間に…。ほとんどの方は無料のお試しもせずに購入してくれているようだ。なんか嬉しくて目が潤んできちゃったよ…。
 さぁ、明日の夕方から始める無料登録者向け3万通以上のメール発送準備にかかろう。

07/26(土)
 新頒布フォント、実は本日未明からベクターでの購入は可能な状態になっている。当サイトの無料頒布のほうも準備は終わっている。ただ、オマケのページを作るのがちょっと遅れていたのだ。でも、もう私のエネルギーも限界だ。ちょっと情報が足らない気もするが、オマケだから許してもらおう。
 午後5時前、空は晴れて花火客でごった返す両国から亀戸へ戻り、最近できた立ち飲み居酒屋へ入る。チューハイ2杯・キューリ一本漬け・ガツ刺し・タマネギの串揚げ・モツ煮込み。新小岩駅近くの立ち飲み屋と同じ系列なのか、メニューや価格がほとんど同じだ。まだ満腹感が得られなかったので、自宅近所でタコヤキも買う。
 夕刊読みながらタコヤキを食べ、シャワーを浴びてからベッドへ。ちょっと早いが、遠くで響く花火の音を聴きながら溜まった本を読んで就寝する予定。明日、新フォント頒布開始決定。

07/25(金)
 明日は両国の花火大会。正式には隅田川花火大会というのか。今夜東京はかなり強い雨が降っているが、明日は止むのだろうか。花火大会で浮かれる人達を横目に見ながら、たぶん私は昼頃から事務所へ出勤するだろう。自宅で夜に頒布準備を進めているのだが、事務所のパソコンでしか動作しないWEB作成クソソフトがあるからね。

07/24(木)
 夜は自主水泳でプールへ。薄暮の空にコウモリが一匹舞っている。
 自宅と事務所で漏れのないようにメールチェックしているから、自宅へ戻ってからでも仕事関係の連絡をつけたり相手から届いた文書に目を通せるのは便利だ。仕事とプライベートの区別がつかない? 自営業の人間なんてそんなもんさ。でも最近は想像力のない人が増えているようで困惑することが多い。ひとつの物事のウシロには様々なコトが隠れている。想像することが苦手な人に、モノを創造するなんてできるわけが無い。

07/23(水)
 昼間は事務所であいかわらず総合書体D…。そのペースを邪魔しないように、自宅でだけフォント頒布の準備をしている。結構つらい部分もある。あと1週間ぐらいで準備は整うだろう。
 定期的に発行される雑誌は読んでいるが、最近はあまり本漁りをしていない。きょう2冊買ったけど。そういう本を読む時間が今はあまりないのだ。

07/22(火)
 もう7月も下旬。学生は夏休み。でも、なんだか夏の気分じゃないな。エアコンも殆ど必要ないし。この調子で涼しい夏なら楽なのにと思う……でも冷夏だったら困る人達がたくさんいるし、自然のバランスも壊れるんだよね。夏はやっぱり暑くていいんだよな…。
 夕食に、知り合いの方からいただいた上等な肉を食べてすこし幸せな気分になる。

07/21(月)
 午後ちょっと出かけようと思っていたのだが、空模様が激しく変わるので中止する。午前中から当ホームページへのアクセス状態がとても悪くなっている。この日記をアップロードすることもままならない。プロバイダ側で何か問題が起きているのだと思うが…。
 一日中、家の中でフォント頒布の準備。ずいぶん進んだ。ベクターへ販売用データを郵送するため、生まれてはじめてCD-Rにデータを保存した(これまではMO)。昨年末に購入したiMacは、DVDにだって保存できるのに、全然使ってない。いままで宝の持腐れでした…。あ、DVDで映画とかも見たことないなぁ。なんとも余裕のない生活だこと。

07/20(日)
 まじめにフォント頒布の準備をしているのかと思ったら、なんと書体ウォッチャーの更新なんかしてる。前置きに書いた、最近の安易な毛筆系フォントのことは以前からずっと気になっていたのだ。本題の書体は、それとは全く対照的な素晴らしいフォントだと思う。
 昨日釣ったハゼを唐揚げにして晩酌のオカズに。都内下町を流れる川で釣った魚なんか食べて大丈夫?と心配する人もいるかもしれない。近所の別の川の魚に含まれるPCBは安全基準値の2倍あるって最近の新聞で読んだ。でもね、毎日毎日1年中食べるわけではないから。年に3回ぐらいだよ、この川で釣ったハゼを食べるのは。私は気にならないな。そんなこと気にしていたら、お店で売っている魚や肉や野菜、食物みんな食べられなくなるよ。農薬や保存剤、飼料なんかに含まれるさまざまな化学物質…。生産業者たちが、見えない部分で何やっているか全く判らない。自分達が食べる分は別に作っている生産業者も多いそうだから。悲しいけどそういう世の中に我々は棲んでいるのだ。
 フォント頒布の準備は、着々とラクな部分から進めている。今夜はベクターヘ商品登録作業かな。

07/19(土)
 今年初めてのハゼ釣りに興奮したか、現場について竿を出してから、エサを忘れたことに気づく。一度自宅へ戻り30分のロス。日焼け止めクリームを顔・首筋・腕などにしっかり塗って朝9時半から午後1時ちょっと前まで。30尾ほど釣れた。青い小さな糸トンボを久しぶりに見た。目の前をキラキラと小魚の群れが通る。カワウが潜水したまま魚を追って私が釣りをしている前まで迫ってくる。逃げる小魚が水上をピョンピョン跳ねまわる。水中にはカニや手長エビの姿も見える。もう夏休みのはずだが、なぜか子供たちの姿はみえない。身近にこんなに面白い場所があるのになぁ。

07/18(金)
 夏の頒布フォント総合書体B。フォントデータはとりあえず完成。これからは頒布のためのさまざまな準備作業に入る。このフォントの頒布開始と同時に「かなロゴ・プレゼント」のリンクをトップページからはずす予定。あちこちで無料の日本語フォントを手に入れられる昨今、大した意味は無いコンテンツになってしまった。作成はエラク大変だった記憶が残っているが…。
 帰りに錦糸町ヨドバシカメラでちょっと買い物。釣り道具屋でハゼ釣り用の針とエサも買う。3連休は頒布準備に取り組むつもり。その仕事の合間に、毎年恒例のハゼ釣りで気分転換もしようと思って…。

07/17(木)
 夜は自主的に水泳。教室の仲間も数人きていた。自由に泳げるのはうれしい。教室では順次スタートするので、いつも後から来る人のことなど意識しながら、追突されないようにアセって泳いでいる。きょうはのんびりと、こうやったらイイのか、ああやったらイイのか、立ち止まったりしながら力を抜いて色々やってみた。
 のんびり泳いでいたつもりだったが、順番待ちしない分だけ長時間泳いだことになり、かなり疲れた。こんな時に仕事をするとミスをしそうなので、今晩はお仕事しないで寝ます。

07/16(水)
 ちょっとかさばるモノを事務所へ持っていかなければならず、混んだ電車をさけ、大きな原稿入れを持って歩いて出勤。まだ涼しい朝8時ごろだったが、50分の徒歩で、さすがに後頭部に汗が吹き出す。でも、歩くのはいいね。いろいろな考えがふつふつと湧いてくる。
 たまたま某社のWEBをみていたら、書体開発年表があり、私の作った書体の名ものっていた。もう20年近く過ぎたんだ。あっと言う間だね20年なんて…。私は少し上手になったのかしら。何も変わってないような気もするけど…。

07/15(火)
 アニト無料登録者が1万人を超えた。地味なデザインなので出遅れていたが、等幅フォントを追加したことで少し盛り返してきたようだ。
 年に一度役所に出向く日。昨年までは8月だったのだが、今年はなぜか7月。個人の立場で仕事をしていた時はこんな用事はなかったのだが、法人にしてからは毎年の決まりごと。法人はなにかと面倒だ。経費もかかるし。
 死ぬまで個人事業主の立場で仕事をしていくつもりだった。書体の仕事が少しずつ増えていくうちに「法人としか書体のロイヤリティ契約はできない」という会社がでてきた。その会社とは、個人の立場でそれまでに何回か仕事をしていた(部署は違う)のだが…。仕方なく法人化した。その会社との取り引きは2〜3年でこちらから打ち切った。宣伝や販売が、あまりに非力だったから。
 いまとなっては、法人としての形を維持する意味は殆どないのだ。いつか個人事業主に戻るかもしれない。

07/14(月)
 毎週月曜日の午後は母の家へ顔を出し、3時のオヤツを一緒に食べ、おしゃべりをして、ベランダの鉢植えに水をやる。昼と夜の食事は介護ヘルパーさんが世話してくれているので、私が世話する部分は少ない。家事をしてはいけないと言われてしまい、一日中ベッドの側でテレビを見て過ごす母。ずっと続けてきた家事という仕事を取り上げられ、退屈だろうね…。
 夕食後、総合書体B本番用フォントデータの作成。Mac用の製品版・お試し版、Win用の製品版・お試し版、計4点を一気に仕上げる。動作確認は明日から…。あまりあせらずにノンビリやろう。

07/13(日)
 朝食はレモンをたっぷり入れた紅茶にロールケーキ2センチほど。午前中は予定どおりベッドの中で読書。涼しくて助かる。昼食は、塩鮭焼き・胡瓜とワカメの酢の物・大根の味噌汁・ご飯…と純和風にして体調復活を目論む。3時すぎ、BEGINやDIAMANTESのアルバムを聴きながら、無料の教漢版フォント用の字数を制限したデータ作成を始める。さぁー、頒布開始に向けてがんばるぞ〜(とカッコよく叫んでもパジャマ姿のままじゃ…)。

07/12(土)
 総合書体Bの修整作業完了。日本語フォントデータを書き出し、パソコンにインストールする。3時過ぎに事務所へ行き、こちらのパソコンにもインストール。
 Oさんの就職決定。私の知り合いの会社に月曜日から勤務することになった。彼を事務所に迎えて就職祝い宴会。といっても彼はアルコールを摂取しない人。事務所で2時間近く私の古い仕事などを見ながら書体雑談。その後、駅前の焼き鳥屋。レモンハイ・枝豆・ふつうの焼き鳥・鳥モツ焼き・モチ入り鳥スープ・エイヒレ。Oさんは生グレープハイの焼酎抜き。2軒目は屋台のおでん屋。この店、ノンアルコール飲料は用意して無いという。私が2倍アルコール飲むから…と、Oさんの飲み物持ち込みを許してもらう。缶ビールを飲みながら、大根・はんぺん・がんもどき・牛すじ・ちくわぶ・白滝…。Oさんもペットボトルのお茶を飲みながら、牛すじをウインナに替えたぐらいで、私と大体おなじものを食す。行儀良く本日はこの辺でお開き。ノドのことはもう心配しないでいいと思う。咳き込むことは無くなった。
 電車で帰宅後、寝ないでこの日記を書いている。けっこう酔っ払ってるんだろうな。読む本は確保してあるから、明日ベッドから起き上がれなくても別に構わないのだが…。

07/11(金)
 事務所と自宅のパソコンにインストールして最後のデザインチェックをしていた総合書体B。両方のチェック表を照らし合せて、今晩から最後(たぶん)の修正作業にかかる。ある程度いいかげんな部分も持っている、そんなにキチンとした書体じゃないから、どうでもいいような些細な個所なんだけれど…やっぱり気が済まないのだ。

07/10(木)
 初心者水泳教室今期最終日。つまらない終了式をスルーして仲の良い人達と食事会。ビール中瓶3本。ポテトフライ・川海老唐揚げ・小食の人から分けてもらったオカズ…。相変わらずのぼやき大会。もうみんなやめるのかと思ったら、来期も申しこんだんだって。9月初旬まで教室はお休み。木曜の夜は自主的に泳ぎにこようなどと話したが、さてどうなることやら。

07/09(水)
 たまにモノを処分しないと自分の回りがモノであふれてしまう。ときどき整理に目覚める。本日は釣り竿の処分。竿を入れて肩にかける(ゴルフバッグを細身にしたような)長いバッグ2個。中学3年のころ買った3本つなぎグラスファイバー(当時は最新素材)のリール竿。糸の通るガイドを大きいものに付け替えたりしてかなり長い間使っていたな。竹の6本つなぎの鮒竿2本。グラスファイバーの振り出し鮒竿1本。防波堤などで釣った魚をすくいあげるタモ網。これらは、もう10年ぐらい使ってないな。あ、竹の鮒竿は近所でハゼを釣るのに使ってたかな。長すぎてそのままでは捨てにくいモノはノコギリで切断。グラスファイバーってものを初めて切断したよ。あぁ、不用品処分できてスッキリ。次は、Mac IIcxの解体処分かな。
 無料フォント頒布。あられの登録者がじわじわと増えてきている。最近は、1位あられ、2位キャパニト(ずっと1位だったが)、3位えれがんと、アニトが4位(等幅できてからときどき3位になる)。使いにくい1バイトの墨東くずれは、やっぱり最後尾…。

07/08(火)
 総合書体B、デザインに関してはゴールが見えてきたからか、ここ数日気持ちはおだやか。頒布用の本データ作成を始めたら、また色々と問題がでてくる気がするが…。
 窓から入る夜風が心地良い。ネット探索や仕事を早めに切り上げ、漫画雑誌を数冊抱えてベッドへ。

07/07(月)
 最終デザインにかなり近ずいている総合書体B。プリントしたりメールを読んだり、WEB閲覧にも使ってみる。直したい個所がまだ見えてくる。殆どは最近変更した英数字なのだが…。
 1文字ずつじっくり手をかけて「これでよし」と思っていても、実際の単語だとか文章になると、他の文字との並び方などが、思っていたイメージと違っていたりするのだ。10年いじってなさい、と言われれば平気で10年ぐらい過ぎてしまうだろう。でもね、待っている人もいるだろうし、そういうわけにもいかないのだ。あと1週間ぐらいでケリをつけるつもり。

07/06(日)
 七月とは思えない快適な気候。総合書体B、修正や変更したデータのプリント作業を朝からずっと。これまでの修正作業で使ったプリントやデータの整理。夕方、もう何回目か忘れたが、日本語フォントデータの書き出し。このフォントを、事務所と自宅のパソコンに入れて自分で1週間ほど使い、さらなる修正が見つかればそれを直して、この書体のデザイン作業は完了…という予定。

07/05(土)
 水槽の伸び切った水草の整理。窓際のリクガメのジョギングコース(五寸×一間)は無加工の板の間。カメは時々そこでウンチやオシッコをしてしまう。気づいたらすぐに始末するのだが、匂いとか色が少しずつ染み込みそうで困りもの。先日までは厚めの透明粘着フィルムを貼っていたのだが、直射日光があたる場所なので数か月で浮き上がって剥がれてしまう。貼り変えとかが面倒で最近は何もしないでいたんだが、やっぱりカメは自由気ままに粗相してしまう。きょうは壁紙の余ったものを貼ってみた。ロシアリクガメは、南の島の砂浜のように真白に変わったジョギングコースに驚きもせず、平気でトコトコ歩いている。数時間後、場所を変えて畳の上で粗相してた…。

07/04(金)
 昼間はけっこう暑かったが、夜の風は爽やか。窓から入る心地良い風に励まされながら、総合書体Bロシア文字の変更作業。明日、明後日は、いろいろと変更した部分をプリントしたり再確認したり…。文字の細かい修正などは、そろそろ終わりにしたいなぁ。

07/03(木)
 夜の水泳教室。先週と同じように、行くときは晴れていて帰るときは雨降り。きょうは傘を持っていた。ユニクロの折り畳み傘。いまは500円かな、軽くていいよ。もっと小さくなる傘もあるが、重たいのだ。きょうもバタフライ中心のプログラムだった。私に進歩なし。
 夕食後、さぁ仕事の前のウォーミングアップと、ネット閲覧していたら、母と同居している兄から電話が入って話込む。仕事をするために心を盛り上げていたんだが、ちょっと気が殺がれてしまった。水泳で疲れているし、読みたい雑誌はや本が溜まっているし、お仕事さぼって早めにベッドへ…。

07/02(水)
 なぜ制作中の書体を途中で変更したりするのか(微妙な錯視修正とかでなく)。昨日の続きでもうすこし書く。明朝体とかゴシック体とかの、かなり昔から使われていて、すでにスタイルが定着した書体なら大して悩まない。ウカンムリはこう、サンズイはこういう形と、見本がいくらでもある。あとは作者の感性でバランスを作り上げていくだけだから。
 しかし、オリジナルの書体には何の見本もない。文字を構成する点や線、そして角の処理など、すべての形を自分で考え作っているのだ。自分の頭の中にあるイメージに近いのは、この形なのか。イヤこっちの方がイイかもしれない…。などといつも思考している結果、変更したくなってしまうのだ。仕方ないな。どこにでもあるような書体を私がいまさら作っても意味ないし、私自身が満たされないのだから。

07/01(火)
 自宅へ帰る途中、10分で済む床屋へ。昨日も店を覗いたのだが混んでいたのでヤメたのだ。散髪は5月にもしているのだが、日記には書きそびれてしまった。なにか他に書くことがあったのだろう。
 総合書体Bの修正。ギリシャ文字が終わり、明日からロシア文字に突入。基本の英数字デザインを変更すると、他の文字のデザインも修正しなければならない。これは漢字でも同じこと。ひとつの文字に変更を加えれば、同じ部首をもった他の漢字も変更しなければならなくなる。根気のいる仕事だ…。


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